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ラクダにはどうしてこぶがあるの

ラクダにはどうしてこぶがあるの

ラクダにこぶがあるのは、()きていくためにこぶが必要(ひつよう)だからです。ラクダは、砂漠(さばく)()きる動物(どうぶつ)です。そこで()きていくために一番(いちばん)大変(たいへん)なことは、(みず)()(もの)をさがしだすことです。

砂漠(さばく)は、ほとんどが砂地(すなじ)で、一年(いちねん)(じゅう)太陽(たいよう)()りつけている(ところ)です。(みず)はほとんどありませんし、もちろん植物(しょくぶつ)もあまり()えていません。(むし)も、ほとんど()かけません。たとえいたとしても、(あつ)さのために(すな)(なか)にかくれています。そのようなところで、()(もの)()つけることは、とてもたいへんなことです。
ラクダは、そのためにこぶの(なか)に、(からだ)必要(ひつよう)栄養(えいよう)脂肪(しぼう)にかえてためているのです。えさが()つからないときには、こぶの脂肪(しぼう)(すこ)しずつ使(つか)って(いのち)をつないでいるのです。つまり、こぶはラクダの食物(しょくもつ)倉庫(そうこ)であるといえます。
栄養(えいよう)をためておいてそれを(すこ)しずつ使(つか)(ほう)が、えさを(もと)めて砂漠(さばく)をさがしまわるよりも、ラクダにとっては(らく)なのです。また、背中(せなか)にこぶがあることによって、(うえ)からてりつける太陽(たいよう)(ひかり)をさえぎることにもなります。このように、こぶはラクダにはなくてはならないものなのです。

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