ニワトリはどうしてとべないの

ニワトリはどうしてとべないの

ニワトリは、わたしたちの食(た)べ物(もの)として、とても大切(たいせつ)な鳥(とり)です。このニワトリは日本(にほん)全国(ぜんこく)に何(なん)と3億(おく)羽(わ)以上(いじょう)もいるといわれています。これが世界(せかい)全体(ぜんたい)となると、どのくらいの数(かず)になるのか、想像(そうぞう)もつきません。

ところが、ニワトリという鳥(とり)は、人間(にんげん)にかわれているだけで、野生(やせい)の「ニワトリ」は1羽(わ)もいないのです。もっとも、現在(げんざい)はかわれているだけのニワトリにも、先祖(せんぞ)となる鳥(とり)はいました。ニワトリの先祖(せんぞ)は、東南(とうなん)アジアの森(もり)にすんでいる「セキショクヤケイ」と考(かんが)えられています。大昔(おおむかし)の人(ひと)が、このセキショクヤケイを食(た)べたところ、肉(にく)や卵(たまご)がとてもおいしかったために、つかまえてかいはじめました。そのなかでも、よく卵(たまご)をうみ、肉(にく)がおいしくて、しかもおとなしくてかいやすいものを、どんどん選(えら)んでいったのです。
その後(あと)、セキショクヤケイは、だんだんと太(ふと)り、また、人間(にんげん)にかわれている間(あいだ)は、ネコなどの敵(てき)におそわれることも少(すく)ないため、とぶ必要(ひつよう)もなくなったのです。そして、今(いま)のニワトリのようなとべない鳥(とり)になってしまったというわけです。
とはいっても、ニワトリの先祖(せんぞ)のセキショクヤケイも、もともととぶのがあまり得意(とくい)な鳥(とり)ではなかったようです。昼間(ひるま)は地上(ちじょう)を歩(ある)きながら食(た)べ物(もの)をさがし、夜(よる)になり、木(き)の枝(えだ)の上(うえ)でねるために飛(と)ぶくらいなものだったのです。つまり、もともととぶのが苦手(にがて)なうえに、人間(にんげん)にかわれて太(ふと)ってしまったため、ますます飛(と)ぶのが苦手(にがて)になってしまったというわけなのです。

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ニワトリにもまだとぶ力(ちから)は少(すこ)し残(のこ)っています。太(ふと)りすぎていなければ、屋根(やね)の上(うえ)くらいまでならとぶこともできるのです。

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