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カニはどうして横に歩くの

カニはどうして横に歩くの

カニがどうして横歩(よこある)きなのかを、まず、あしから(かんが)えてみましょう。カニは、クモや昆虫(こんちゅう)などと(おな)節足(せっそく)動物(どうぶつ)仲間(なかま)です。

この仲間(なかま)は、たくさんのあしをもっているのが特徴(とくちょう)です。昆虫(こんちゅう)のあしが一番(いちばん)(すく)なく、6(ぽん)ですが、ヤスデは、なんと60(ぽん)以上(いじょう)もあしがあります。
カニのあしは全部(ぜんぶ)で10(ほん)あります。このうち2(ほん)はハサミになっていますから、(ある)くのに使(つか)うあしは8(ぽん)となります。
ところで、カニの(からだ)は、(よこ)(なが)四角(しかく)胴体(どうたい)をしています。そして、(からだ)(よこ)(ほう)にあしがならんでいて、あしとあしの(あいだ)非常(ひじょう)にせまくなっています。しかも、あの(ふと)さと(なが)さをもったあしですから、(まえ)(ある)こうとすると、あしがぶつかりあって(はや)(ある)けないのです。
しかし、(よこ)にならば、あしとあしの(あいだ)にすきまができるために、おおまたで、しかも(はや)(ある)くことができます。カニの仲間(なかま)は、(むかし)砂浜(すなはま)(いわ)(うえ)をすばやく(うご)くために、(よこ)(ある)(ある)(かた)()つけたのだろうと(かんが)えられます。
どのように(ある)いてもかまわないのですが、(てき)におそわれたとき、とにかくすばやくにげることができなければ、()きのこれません。そのために、カニは(はや)(ある)くことができる(よこ)(ほう)(ある)くようになったというわけです。

おうちの(かた)

ゆっくりなら(まえ)(ある)くカニもいます。どこの世界(せかい)にもへそまがりはいるようです。

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