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カブトムシはどうしてつのがあるの,どうしておすだけにあるの

カブトムシはどうしてつのがあるの,どうしておすだけにあるの

カブトムシは、りっぱな(つの)をもっているのが特徴(とくちょう)です。では、あのカブトムシの(つの)は、どんなふうに(やく)()っているのでしょう。

()観察(かんさつ)していると、よくクヌギなどの()からしるが()ているところに、たくさんの(むし)(あつ)まるのをみかけます。その(むし)は、チョウや、ガや、カナブン、またハチやハエなどで、それらは、()のしるをなめるために(あつ)まってきた(むし)たちです。その仲間(なかま)のなかにときどきカブトムシもいるのです。
()のしるに、カブトムシが1ぴきだけのときは、ほかの(むし)(ちい)さいために、けんかにはなりません。カブトムシは、しるのよく()一番(いちばん)いいところで、ゆっくりとなめていればいいのです。しかし、(べつ)のカブトムシや、クワガタが()てくると、そうのんびりもしていられません。場所(ばしょ)のとりあいで、けんかになってしまいます。このときにりっぱな(つの)(やく)()ちます。カブトムシは、(つの)をひくくして、相手(あいて)(からだ)(した)()れます。そして、グイっと()()げて、相手(あいて)をはねとばそうとするのです。相手(あいて)は、あしをふんばり、つめを()にひっかけて、抵抗(ていこう)します。この(ちから)くらべに()けたものは、その()から()()され、しるにはありつけないというわけなのです。つまりカブトムシの(つの)は、けんかをするためにあるといっていいのです。
めすの一番(いちばん)大事(だいじ)仕事(しごと)は、(たまご)をうむことです。(つよ)くて(おお)きなおすと出会(であ)うことがなによりも重要(じゅうよう)で、けんかなどをしていては、いい(たまご)がうめなくなってしまいます。
ですから、カブトムシのめすには、おすのような(つの)がありませんし、けんかもしません。

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