ダンゴムシはどうして丸くなるの
ダンゴムシがなぜ
ダンゴムシの体は、たくさんの節からできています。胸部の節は全部で7つあり、これに2本ずつ、合計14本のあしがついているのです。ひとつひとつの節は、かたい甲羅のようになっています。しかし、節と節の間は、うすい皮でつながっているだけです。ダンゴムシは、体をつつかれたりすると、キュッと体を内側にちぢめようとします。急に強い光が当たったりしたときも同じです。7枚の甲羅のつなぎ目が内側に引っぱられると、甲羅も、自然に丸くなるのです。もし、甲羅のつなぎ目がかたいと、丸くなることはできません。
ダンゴムシの頭や腹は、敵に攻撃されると弱いところなのですが、丸くなると、どちらも丸の中に入ってしまい玉のようになります。こうなると、ほかの虫が食べようとしてもやわらかいところがどこにもなく、なかなか食べることができないのです。ダンゴムシが丸くなるのは、このようにまわりの敵から、自分の身を守るためなのです。
おうちの方へ
ダンゴムシとよく似ていて白っぽい体をしたワラジムシは、丸くならないのですぐ別の種類だということがわかります。