チョウはどうしてとぶの
チョウは、
チョウの胸は、羽を動かす筋肉でほとんどいっぱいです。この胸の筋肉、そして体にくらべてとても大きい羽。このために、チョウはひらひらととべるのです。チョウが、この羽を利用して空をとぶ理由はいくつかありますが、そのひとつは、食べ物をさがすためです。チョウは、種類によって食べ物が少しずつちがいます。たとえば、アゲハやモンシロチョウは、花のみつで、オオムラサキやゴマダラチョウは、木のしるを食べます。どちらにしても、とびまわりながら食べ物をさがさなければなりません。
また、おすのチョウがめすのチョウをさがしてとんでいることもあります。めすのチョウにも羽があってとびまわっていますから、おすのチョウがじっとしていては、めすに出会うことはできないのです。
ほかには、めすのチョウが卵を産むための木や草をさがしているという理由もあります。どのチョウも、幼虫が食べて育つ植物は決まっています。そのために、親のチョウは、その木や草をさがして卵を産まなければならないのです。
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また、イチモンジセセリやヒメアカタテハなどは、生まれ育った所から、遠くはなれたところまで、渡り鳥のように旅行をするチョウです。