キュウリの皮にはどうしてぶつぶつがあるの
キュウリの
キュウリの花には雄花と雌花があって、それらはつぼみのときから区別されています。雌花には成長してキュウリになるふくらみが初めからついていますが、雄花にはそれがありません。雌花にあるふくらみは、小さなキュウリにそっくりで、表面にとげがいっぱいついています。
花は朝開いて午後にはしぼみますが、しぼんだ次の日からキュウリはどんどん大きくなり、とげもそのまま残っています。畑のキュウリはふつう花がさいて1週間ほどで食べられるようになります。このときのこのとげは、さわるとちくりとするほどいたいものなのですが、すぐにとれてしまいます。とげのとれたあとがぶつぶつになって残っているというわけなのです。
このとげがなぜあるのかについては、まだはっきりわかっていません。ただ、キュウリの実が大きくなるときに何か役に立っているのはたしかなようです。その証拠に花が終わったころ、このとげをとってしまうと、きずのついたキュウリになってしまうのです。