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サボテンにはどうしてとげがあるの

サボテンにはどうしてとげがあるの

サボテンには、(くき)()もないようにみえますが、(はしら)やうちわや(たま)のような(かたち)をしたところが(くき)なのです。

その証拠(しょうこ)に、ここには(はな)がさきます。サボテンの(はな)は、なかなかさきませんが、ちょっと想像(そうぞう)もつかないほどきれいな(はな)をさかせます。
(つぎ)()っぱですが、()()るときには(ちい)さな()のようなものが2(まい)()るのですが、これは成長(せいちょう)しているうちになくなってしまいます。
とげについては、()(かたち)()えたものだという(ひと)もいますが、(くき)から()るえだが(かたち)()えたものらしいという(ほう)(ただ)しいようです。
サボテンは、もともと、(あめ)(すく)なく、(ひる)(あつ)く、(よる)(さむ)い、といった砂漠(さばく)のようなきびしい環境(かんきょう)(なか)()きている植物(しょくぶつ)です。サボテンのかわった(からだ)は、そのような(あく)条件(じょうけん)(そだ)つのにつごうよくできているのです。(かわ)(あつ)いために水分(すいぶん)蒸発(じょうはつ)しにくく、その(かわ)内側(うちがわ)には(みず)栄養(えいよう)(ぶん)をいっぱいにためておくこと ができます。
また、このとげがあるおかげで、動物(どうぶつ)()べらずにすんでいるのです。もっとも、サボテンを()べるトカゲや、そこに()をつくる小鳥(ことり)、そのしるをすうカイガラムシなどもいるので、このような特別(とくべつ)動物(どうぶつ)にはあまりききめがないかもしれません。でも、一般的(いっぱんてき)にサボテンのとげは、自分(じぶん)(からだ)(まも)るためにある、といっていいでしょう。

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