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植物はどうして酸素をつくりだせるの

植物はどうして酸素をつくりだせるの

ふつうの植物(しょくぶつ)緑色(みどりいろ)をしています。これは、植物(しょくぶつ)(からだ)(なか)葉緑体(ようりょくたい)というものがふくまれているからです。

この葉緑体(ようりょくたい)(なか)には、 緑色(みどりいろ)をした「葉緑素(ようりょくそ)」というものがあり、このために植物(しょくぶつ)緑色(みどりいろ)()えるのです。
ところで、この葉緑素(ようりょくそ)(ひかり)()たると、葉緑素(ようりょくそ)(ひかり)(ちから)をうまく利用(りよう)して、まわりにある二酸化(にさんか)炭素(たんそ)と、()からすい()げた(みず)原料(げんりょう)に、でんぷんや砂糖(さとう)のようなものをつくります。このことを光合成(こうごうせい)といいます。この光合成(こうごうせい)という仕事(しごと)は、植物(しょくぶつ)葉緑素(ようりょくそ)だけにしかできません。科学(かがく)発達(はったつ)した現代(げんだい)でも、まだ人間(にんげん)にはまねのできないことなのです。
植物(しょくぶつ)光合成(こうごうせい)をするときに(みず)原料(げんりょう)にすると最初(さいしょ)説明(せつめい)しましたが、これを正確(せいかく)にいうと、植物(しょくぶつ)は、(みず)(なか)水素(すいそ)だけを原料(げんりょう)として使(つか)っているのです。(みず)水素(すいそ)酸素(さんそ)からできていますが、酸素(さんそ)光合成(こうごうせい)には必要(ひつよう)ありません。そこで、あまった酸素(さんそ)植物(しょくぶつ)(からだ)から(そと)()てられて()てくるのです。植物(しょくぶつ)酸素(さんそ)をつくるというのは、こういうことなのです。
(いま)わたしたちがすっている酸素(さんそ)は、植物(しょくぶつ)が30(おく)(ねん)以上(いじょう)もかかってつくり()してきたものです。植物(しょくぶつ)のおかげで、人間(にんげん)()きていることができるのです。

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