植物はどうやって成長するの
なぜそうなるのかを知る前に、まず、植物の体のつくりを知らなければなりません。
植物の体は、細胞という、小さく区切られた小部屋の集まりからできています。植物は、この小さな小さな細胞が、たくさん集まってできているのです。この細胞は、自分の仲間をどんどんふやす性質があります。その方法は、1つの細胞が2つに分かれるやり方なのです。これは細胞分裂とよばれています。
つまり、葉っぱや茎の数がふえたり、せが高くなったり、幹や茎が太くなったりするのは、この細胞が、分裂してどんどんふえていくからなのです。
また、そのようにして細胞をふやして、植物が成長するためには、植物の根や茎、葉っぱなどがそれぞれしっかり働かなければなりません。根は、植物の体をささえるほかに、水や水にとけた肥料をすい上げる役目をもっていますし、茎は、体をささえる働きをしながら、水や養分の通り道となっているのです。葉は、でんぷんなどの栄養をつくる工場として重要な働きをしています。
このように、あらゆる部分がたがいに協力しあって植物は大きくなるのです。