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植物の種はどうやってできるの

植物の種はどうやってできるの

この質問(しつもん)には、(はな)のしくみがわかりやすいアブラナを(れい)にして、(たね)のでき(かた)説明(せつめい)しましょう。

アブラナの(はな)外側(そとがわ)から、がく、(はな)びら、おしべ、めしべという(じゅん)(あつ)まっています。いちばん()(なか)に1(ぽん)あるのがめしべになります。このめしべだけをピンセットで()()してみると、(くび)細長(ほそなが)()びんのような(かたち)をしているのがわかります。
いちばん(うえ)(まる)いところが、めしべの(あたま)で、(した)のふくらんだところは子房(しぼう)部分(ぶぶん)です。この子房(しぼう)をカッターナイフでたてにさいてみると、緑色(みどりいろ)(ちい)さな(まる)いつぶが、(おお)いときには10()ぐらいずつ、2(れつ)にならんでいるのが()えます。この(ちい)さなつぶを胚珠(はいしゅ)とよんでいます。(たね)は、この胚珠(はいしゅ)(おお)きくなったものなのです。
しかし、胚珠(はいしゅ)は、このままでは(たね)になりません。おしべの花粉(かふん)が、(むし)などの(からだ)にくっついて(はこ)ばれて、それがめしべの(あたま)につき、その花粉(かふん)からのびた(くだ)によって胚珠(はいしゅ)につくと、めしべのもとの子房(しぼう)(そだ)って()になり、胚珠(はいしゅ)(たね)になるのです。
ふつうの植物(しょくぶつ)のめしべのもとには胚珠(はいしゅ)があって、めしべに花粉(かふん)がつくと(たね)ができるしくみになっているのです。

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