メニュー閉じる

草はどうして種をまかないのにはえてくるの

草はどうして種をまかないのにはえてくるの

(たね)をまいてもいないのに(くさ)()えてくることがよくあります。

これは、(にわ)()()、また、きれいにたがやした(はたけ)などで()かける光景(こうけい)です。しかし、(たね)をまかないのに、()()てくることは絶対(ぜったい)にありません。ですから、この場合(ばあい)は、本当(ほんとう)はどこかに(たね)があったか、もしくは、地面(じめん)(した)(くき)()がかくれていたか、この2つのうちのどちらかと(かんが)えられます。
ふつう、(くさ)(たね)はとても(ちい)さいものです。したがって、(つち)(うえ)にあってもなかなか()つけることはできません。しかも、(たね)(かぜ)()って()んできたり、(ひと)動物(どうぶつ)(からだ)にくっついてきたりなど、よそから(はこ)びこまれることも(すく)なくありません。
また、地面(じめん)(した)(くき)()がかくれているということもあります。多年草(たねんそう)という種類(しゅるい)(くさ)がありますが、この多年草(たねんそう)は、地面(じめん)(うえ)()(くき)がかれても、地面(じめん)(した)(くき)()(のこ)っていて、何年間(なんねんかん)()(つづ)けています。このように地面(じめん)(した)にかくれている(くき)()などは、ある時間(じかん)()ぎると()()し、(あたら)しい()(ひろ)げていくのです。
このようにかくれた(たね)()(くき)があるために、人間(にんげん)(たね)をまかなくても、(くさ)は、どんどん()えてくるというわけです。

PAGETOP