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花にはどうしてみつがあるの

花にはどうしてみつがあるの

まず、(れい)をあげて(かんが)えてみましょう。

ツバキの(はな)には、あまいみつがあります。ヒヨドリやメジロは、このツバキのみつをすいによく()んできます。そしてみつをすうときに、おしべの花粉(かふん)がめしべの(さき)にくっついて、()ができるのを(たす)けます。
(おな)じように、イチゴやナシ、リンゴの(はな)も、ミツバチなどの(むし)たちが、みつをすいにやってきたときに花粉(かふん)(はこ)ばれます。
このように、(はな)(なか)には、(とり)(むし)におしべの花粉(かふん)をめしべにくっつけてもらって()のできるものがたくさんあるのです。
このような(はな)では、みつは(とり)(むし)をよぶためにあるといえます。もしみつがなかったならば、(とり)(むし)がやってくることもなく、自分(じぶん)子孫(しそん)(のこ)すことができないからです。
また、このような(とり)(むし)()きつけるみつとは、ちがう(はたら)きをするみつもあります。たとえば、シンビジュウムというランは、つぼみのうちから(はな)のつく(えだ)のあちこちにみつのつぶができますし、サクラは()の「葉柄(ようへい)」というところにあるイボからもみつが()ます。
こういう(はな)()には、アリが(あつ)まってきます。ただし、そのアリがどんな(やく)()っているのか、(いま)のところはまったくわかっていないのです。
アリがくれば、ほかの害虫(がいちゅう)がこないという(せつ)もありますが、実際(じっさい)調(しら)べてみると、害虫(がいちゅう)もよくきていることがわかりました。
おそらく、こういった種類(しゅるい)のみつは、その植物(しょくぶつ)()りすぎてしまった栄養(えいよう)(からだ)(そと)にはき()役目(やくめ)をしていると(かんが)えられます。

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