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リンゴはどうして赤いの

リンゴはどうして赤いの

リンゴには(あか)(いろ)をしたものが(おお)いようです。

しかし、そのように(あか)()のリンゴでも、(わか)()緑色(みどりいろ)をしています。これは、カキの()でも、ミカンの()でも(おな)じで、やはり緑色(みどりいろ)をしているのです。
この緑色(みどりいろ)は、()(なか)にある葉緑素(ようりょくそ)(いろ)です。葉緑素(ようりょくそ)があるために、(わか)いころのリンゴは(あお)いのです。
しかし、この葉緑素(ようりょくそ)は、(あき)になって昼間(ひるま)時間(じかん)(みじか)くなったり、(よる)(ひる)温度(おんど)()(おお)きくなってくると、だんだんこわれてしまいます。したがって緑色(みどりいろ)()えていくのです。
そのかわりに、(あか)(いろ)のもとになるアントシアンというものが、だんだんふえていきます。アントシアンは、太陽(たいよう)(ひかり)()たるとふえていく色素(しきそ)なのですが、このアントシアンが(あか)いために、リンゴも(あか)くなるのです。
(あか)くなるには、太陽(たいよう)(ひかり)必要(ひつよう)であるというのを証明(しょうめい)する、おもしろい実験(じっけん)があります。まだ緑色(みどりいろ)で、()になったままの(わか)いリンゴの()に、(ひかり)(とお)さない(くろ)いビニールテープをはっておきます。しばらくして、リンゴが(あか)くなったころにテープをはがすと、テープの(した)緑色(みどりいろ)のままで、(あか)(いろ)のリンゴに、(みどり)のテープのあとがはっきり(のこ)ります。これは、リンゴは太陽(たいよう)(ひかり)()たることで(あか)くなることの証拠(しょうこ)なのです。

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