石や岩はどうしてかたいの
この岩石は、「鉱物」というものからできています。鉱物は、原子という、非常に細かいつぶが規則的にならんでくっついてできたものです。この原子どうしがくっつく力が強いために、鉱物はかたくなるのです。
火山からふき出すドロドロのマグマが、冷えてかたまってできた岩石を「火成岩」といいますが、火成岩は、できるときに鉱物のつぶどうしがしっかりとからみ合い、くっつきあってできます。もともとかたい鉱物が、さらにしっかりとからみ合ってできているのですから、かたいのはあたりまえのことです。
岩石には、大昔、海の底などにたまったどろや砂、 小石などが かたまってできた「堆積岩」というものもあります。これは、何百万年、何千万年、何億年という長い年月の間に、上に積もったどろや砂などの重みでおしつぶされ、かたまってできたものなのです。ものすごい重みを長い間かけられておしつぶされるわけですから、どろや砂のつぶはしっかりとくっつきあって、とてもかたくなるというわけです。