海の広さを、陸の広さとくらべると、海は陸の2.42倍もの広さがあります。この広い海は、今から約46億年前、地球が誕生したばかりのころには、まだありませんでした。
その後、地球に大雨がふって水がたまり、それによって海はできたのです。海がこんなにも広いのは、このときふった雨が、非常に大量であったからといえます。
しかし、もともと水のなかった地球に、どうして大量の雨がふったのでしょう。いったいどこにたくさんの水がかくれていたのでしょう。じつは、この水はもともと地球をつくった岩の中にあったものなのです。岩の中にあった水が、地球ができたときに水蒸気となって外に出て、それが冷やされて雨になったというわけです。
地球が誕生してから、海ができるまでには7億年もの時間がかかったといわれています。現在のような広い海ができるまでには、長い長い年月がかかっているのです。