空はどこまで続いているの
ここでいっている
まず、地上約10km。ここはちょうどジェット機の飛行高度です。チョモランマ(エベレスト)の頂上より高いところです。ここでは人間はもう息ができません。そのくらい空気がうすいのです。しかし、上を見るとまだ空は青く見えています。ということはまだ空気はあるということです。
では、もう少し上空、地上100kmあたりです。このあたりまでくると、だんだん空が暗くなってきます。また、星も見えてきます。さらに上空、200kmのところまでくると、スペースシャトルが飛んでいます。もう完全にまわりは真っ暗です。空気もほとんどありません。つまり空からとびだしてしまったことになります。
このように、空と宇宙のさかいはおよそ100~200kmの間にあると思っていればいいでしょう。かなり大まかな数字になってしまいましたが、空気はあるところでぱっとなくなるのではなく、少しずつなくなっていくものです。したがって、はっきりと、「ここまでが空」というような線を引くことはできないのです。
おうちの方 へ
200~300km上空でも、ほんの少しだけ空気は存在しています。また、厳密に測定すると1000kmを越える上空でも、ごくわずかですが存在するようです。