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地球はまわっているのにどうしてわたしたちは感じないの

地球はまわっているのにどうしてわたしたちは感じないの

地球(ちきゅう)はたしかにまわっています。しかし、ふつうわたしたちはそのことを、まったく(かん)じないで()きています。

なぜなら、わたしたちといっしょに、わたしたちのまわりにあるものや空気(くうき)同時(どうじ)(うご)いているからなのです。
たとえば、 自動車(じどうしゃ)高速道路(こうそくどうろ)(はし)っているときをのこと想像(そうぞう)してみてください。 時速(じそく)100kmのスピードで(はし)っているときに、(みみ)をふさがれて()かくしをされると、わたしたちは(くるま)(はし)っているかどうかわからなくなります。つまり、景色(けしき)()えない状態(じょうたい)で、(くるま)(なか)空気(くうき)もいっしょに(おな)じスピードで(うご)いてしまうと、(くるま)はものすごいスピードで(うご)いているにもかかわらず、まったく()がつかないのです。もちろん、(くるま)(きゅう)にスピードを()げたり、(きゅう)にブレーキをふんだりしたらわかりますが。
じつは地球(ちきゅう)もこれと(おな)じと(かんが)えることができます。地球(ちきゅう)はいつも(おな)じスピードで回転(かいてん)し、(きゅう)にスピードを()げたりすることはありません。したがって、人間(にんげん)(おな)速度(そくど)回転(かいてん)し、さらにまわりのものや空気(くうき)もいっしょにまわっているため、まったく回転(かいてん)していないように(かん)じてしまうのです。

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