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雨がふるときどうして雲が黒くなるの

雨がふるときどうして雲が黒くなるの

(くも)は、地上(ちじょう)のわたしたちからは、ふわふわした綿(わた)のように()えますが、じつは(こま)かい(こおり)(みず)のつぶが空気(くうき)(ちゅう)にうかんだものです。

(こおり)(みず)のつぶですから、もともと(いろ)はなくとうめいなわけですが、これに太陽(たいよう)(ひかり)()たると乱反射(らんはんしゃ)するために(しろ)()えるのです。これは、(ゆき)(むし)めがねで()ると、とうめいでも、はなれて()ると(しろ)()えるというのと、(おな)じことです。
ところで、(あめ)がふるときは、ちょうどわたしたちの真上(まうえ)(くも)があります。わたしたちは、(くも)のいちばん(そこ)部分(ぶぶん)()ているわけです。その(くも)(なか)には、これからふってこようという(あま)つぶが、たくさんまじっています。また、その雨雲(あまぐも)は、(ひく)いところから(たか)いところまで(ひろ)がった(あつ)(くも)ですから、太陽(たいよう)(ひかり)(くも)(うえ)から(した)までは(とお)れません。そのために、わたしたちが見上(みあ)げる雨雲(あまぐも)は、(くろ)()えるというわけなのです。

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