日本で一番暑かったのは、2020年8月17日と2018年7月23日の2回記録された41.1度です。体温よりも高く、熱めのお風呂につかっているいるくらいという、すさまじい暑さです。
この日本一暑い気温を記録したところは、一体どこだと思いますか? 日本で一番暑いところというと、まず沖縄あたりを思いうかべることでしょう。たしかに、沖縄は亜熱帯気候に属しますから、あたたかい地方であることにはまちがいありません。しかし、最高気温を出しているのは、まったく別の場所です。
この気温を記録したのは、静岡県の浜松と、埼玉県の熊谷です。そしてトップ10のほとんどが、2010年代以降に記録されたもので、地球温暖化の影響と考えられます。
日本の観測地点別の最高気温ランキング
出典:気象庁「歴代全国ランキング」(2024年8月6日時点)
もうひとつの日本で一番寒かった気温ですが、日本で一番寒い記録を出したのは北海道の旭川で、マイナス41度でした。これは1902年1月25日に記録されました。マイナス41度というと、冷凍庫よりもはるかに低い温度で、南極なみの寒さです。
トップ10のうち、4位の静岡県の富士山以外はすべて北海道での記録で、暑い気温とちがってイメージ通りの結果です。
日本の観測地点別の最低気温ランキング
出典:気象庁「歴代全国ランキング」(2024年8月6日時点)
記事更新:2024年8月7日
参照
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