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雲はどうして動くの

雲はどうして動くの

(くも)空気(くうき)(ちゅう)にうかんでいるものですから、空気(くうき)移動(いどう)すれば、それといっしょに(くも)(うご)きます。

つまり、(くも)(うご)くのは、(かぜ)がふくからというのが(こた)えです。
しかし、(かぜ)といっても地上(ちじょう)をふく(かぜ)のことではなく、非常(ひじょう)(たか)上空(じょうくう)をふいている(かぜ)のことです。地上(ちじょう)にはまったく(かぜ)がふいていないときでも、上空(じょうくう)では(つよ)(かぜ)がふいていることがあるのです。わたしたちのまわりでは(かぜ)がないときに、(くも)だけが(うご)いていくようすを()ると、なんとなく不思議(ふしぎ)(かん)じますが、やはり(くも)上空(じょうくう)(かぜ)にふかれて(うご)いているのです。
しかし、なかには、(かぜ)がふいてもほとんど(うご)かない(くも)というものもあります。富士山(ふじさん)のような(たか)(やま)地形(ちけい)によってできる(くも)がそうです。これは、笠雲(かさぐも)やつるし(ぐも)といわれていますが、このような(くも)は、(やま)(つよ)(かぜ)がふいていてもほとんど(うご)きません。(やま)のてっぺんにベレー(ぼう)をかぶったような(くも)ですから、(たか)(やま)があったら注意(ちゅうい)して観察(かんさつ)してみてください。

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