しんきろうはどうして見えるの
また、同じ水でも、 海水と真水のように、こさのちがう物を通るときも、 やはり折れ曲がったり、 はね返ったりするのです。 しんきろうはこの光の屈折によって起こる現象です。
しんきろうの場合は、あたたかい空気と冷たい空気が出会ってまざらずにいるところを光が通り、その光が折れ曲がるということが原因です。
このように光が曲がって進むために、ふだんは見えない遠くの景色が空中にういて見えるようになるのです。もちろん、しんきろうが見えるためには、いろいろな条件が整うことが必要ですから、いつでも見られるというわけではないのです。
日本では富山県の魚津海岸で、ときどきしんきろうが見られるようです。