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川の広さは、どうやって決まるの

川の広さは、どうやって決まるの

(かわ)(ひろ)さは、(かわ)(じょう)(りゅう)から下流(かりゅう)まで、(みず)(なが)れているところの面積(めんせき)合計(ごうけい)したものといえそうです。でも、(かわ)季節(きせつ)天候(てんこう)によって、(なが)れる(みず)(りょう)()わります。(みず)(なが)れているところの面積(めんせき)()わるので、計算(けいさん)はかんたんではありません。

(かわ)(ひろ)さを(あらわ)すときに、よく使(つか)われるのは「流域(りゅういき)面積(めんせき)」です。これは、(みず)(なが)れているところの面積(めんせき)合計(ごうけい)ではありません。「(かわ)地上(ちじょう)()った(あめ)雪解(ゆきど)(みず)(あつ)まった自然(しぜん)水路(すいろ)」と(かんが)え、「その(みず)(あつ)める(ひろ)さをあらわしたのが流域(りゅういき)面積(めんせき)」であると、日本(にほん)(かわ)管理(かんり)する国土交通省(こくどこうつうしょう)説明(せつめい)しています。(みず)(なが)れるところだけでなく、(かわ)(そそ)ぎこむ(あめ)がふる(もり)田畑(たはた)などもふくめて、流域(りゅういき)面積(めんせき)といっているのです。

そのため、流域(りゅういき)面積(めんせき)は、実際(じっさい)(みず)(なが)れているところの面積(めんせき)よりも、ずっと(ひろ)くなります。(たと)えば、山形(やまがた)県全体(けんぜんたい)面積(めんせき)は9323平方(へいほう)kmですが、(けん)代表(だいひょう)する最上川(もがみがわ)流域(りゅういき)面積(めんせき)は7040平方(へいほう)km。最上川(もがみがわ)流域(りゅういき)面積(めんせき)は、県全体(けんぜんたい)面積(めんせき)(やく)76%をしめることになります。

世界一(せかいいち)流域(りゅういき)面積(めんせき)(おお)きいアマゾン(がわ)流域(りゅういき)面積(めんせき)は、705(まん)平方(へいほう)km。これは日本(にほん)(そう)面積(めんせき)(やく)19(ばい)にあたります。

もうひとつ(かわ)(ひろ)さに関係(かんけい)する「川幅(かわはば)」という言葉(ことば)をしょうかいしておきましょう。川幅(かわはば)とは、(みず)(なが)れる部分(ぶぶん)(はば)(かんが)えたくなりますが、国土交通省(こくどこうつうしょう)は、「堤防(ていぼう)から対岸(たいがん)堤防(ていぼう)までの(あいだ)」を川幅(かわはば)としています。これを()てはめると、川幅(かわはば)日本一(にほんいち)は、埼玉県(さいたまけん)鴻巣市(こうのすし)吉見町(よしみまち)(あいだ)(なが)れる荒川(あらかわ)で、その(はば)は2537m。ふだん(みず)(なが)れているところの(はば)は、数十(すうじゅう)mだそうです。

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