以前、アメリカのボイジャーという探査ロケットが、土星に近づいて、たくさんの写真をとったことがありましたが、その写真には土星の美しいわがはっきりうつっていました。
土星の環には、レコードのみぞのような筋がたくさんあり、またその環は土星がすけて見えるくらいうすいものでした。
環は土星と同じ方向に回転し、その近くには、小さな月のような星がいくつも発見されています(今見つかっている衛星の数は146個)。そのほとんどは、表面が氷でできているものです。
つまり土星の環は、このような氷の星がぶつかり合ってできた氷や岩のかけらなのです。
衝突で星がこなごなになり、細かくなったものが、一定の方向にまわることによって美しい環ができているのです。
おうちの方へ
土星の環はA~Fまでの環に分けられており、その幅は27500Kmもあります。これらの環は細かく数えると全部で6000本以上に分かれています。