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夜になると星がよく見える日と見えない日があるのはなぜ

夜になると星がよく見える日と見えない日があるのはなぜ

昼間(ひるま)()れていても、うすい(きり)のようなもやが()ていることもあります。(きり)やもやの正体(しょうたい)は、空気(くうき)(ちゅう)にうかんだ(こま)かい(みず)のつぶです。

太陽(たいよう)(ひかり)(つよ)いので、ほとんどさえぎられずに地上(ちじょう)にとどき、もやが()ているように(かん)じません。一方(いっぽう)(ほし)(ひかり)太陽(たいよう)(くら)べるとはるかに(よわ)いので、(よる)にもやが()ているときはさえぎられて、(あか)るい(ほし)以外(いがい)はほとんど()えません。

もう(ひと)つの原因(げんいん)(かんが)えられます。それは(つき)(ひかり)です。もやがなく(そら)がよく()れているときでも、満月(まんげつ)やそれに(ちか)いときには、(つき)(ひかり)にじゃまされて(くら)(ほし)()えにくくなります。

地上(ちじょう)にとどく(ひかり)は、地球(ちきゅう)をおおう空気(くうき)(そう)(とお)ってくるので、空気(くうき)(ちゅう)(こま)かい(みず)のつぶやちりが(すく)ないほど、(ほし)がよく()えます。日本(にほん)太平洋側(たいへいようがわ)では、(さむ)くて空気(くうき)がすんでいる()れた(ふゆ)(よる)(ほし)がよく()えます。(ふゆ)は、北風(きたかぜ)空気(くうき)(ちゅう)のちりがふきはらわれ、空気(くうき)がかわいていてもやも()にくいからです。

平地(へいち)(くら)べると、標高(ひょうこう)(たか)(やま)高原(こうげん)のほうが(ほし)はよく()えます。(たか)いところへ()くほど、(ほし)(ひかり)(とお)りぬけてくる空気(くうき)(そう)平地(へいち)よりもうすくなるからです。

(ほし)をいちばん()えにくくしているのは、都会(とかい)(よる)()かりです。夏休(なつやす)みなどに、高原(こうげん)やはなれ(じま)など、(そら)()(くら)なところで(ほし)()てみましょう。びっくりするほど、(ほし)がたくさん()えるはずです。

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