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クレヨンは何からできているの、どうやってつくるの

クレヨンは何からできているの、どうやってつくるの

クレヨンの材料(ざいりょう)は、意外(いがい)(すく)なく、(いろ)のもとになる顔料(がんりょう)とロウソクのろうのこのふたつだけです。

顔料(がんりょう)というのは、(いろ)のついた(いし)(こな)にしてつくられた、(いろ)のもとのことです。しかし、最近(さいきん)は、自然(しぜん)のいい(いし)があまりたくさんないために、(いろ)のもとの顔料(がんりょう)工場(こうじょう)で「人工的(じんこうてき)」につくることが(おお)いようです。
工場(こうじょう)ででつくる顔料(がんりょう)のもとは、(むかし)石炭(せきたん)使(つか)っていたこともありましたが、(いま)はほとんど石油(せきゆ)から(つく)られています。
この、石油(せきゆ)からつくった顔料(がんりょう)にろう(ワックス)をまぜて、クレヨンの(かたち)にかためると1(ぽん)のクレヨンのできあがりです。このように、クレヨンは石油(せきゆ)とろうでできているというわけです。
ただし、画家(がか)使(つか)っているクレヨンと、みなさんが使(つか)うふつうのクレヨンは、つくり(かた)多少(たしょう)ちがいます。画家(がか)使(つか)っているクレヨンには、ろうが(はい)っていないのです。つまり、顔料(がんりょう)だけをかためて(つく)られたものなのです。
なぜろうが(はい)っていないのかということですが、おそらく、ろうがまじることによって、(いろ)がほんの(すこ)しでもかわってしまうのを、画家(がか)はいやがるからなのでしょう。ただ、このクレヨンが一般的(いっぱんてき)でないのは、ろうが(はい)っていない(ぶん)非常(ひじょう)にやわらかくておれやすいという欠点(けってん)があるからです。子供(こども)には、とても使(つか)いにくいクレヨンなのです。

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