コピーはどうしてとれるの

あの光(ひかり)が紙(かみ)にかかれているものを読(よ)みとっているわけです。読(よ)みとるといっても、わたしたちが本(ほん)を読(よ)むのと同(おな)じように、機械(きかい)が字(じ)を読(よ)んでいるわけではありません。
あの光(ひかり)は、紙(かみ)の上(うえ)の白(しろ)い所(ところ)と、黒(くろ)い所(ところ)を読(よ)みとっているのです。紙(かみ)の上(うえ)のどこに黒(くろ)い所(ところ)があって、どこに白(しろ)い所(ところ)があるかを、正確(せいかく)に読(よ)みとっているというわけなのです。そして、コピー機(き)はその読(よ)みとった情報(じょうほう)を、そっくりそのまま別(べつ)の紙(かみ)にうつしています。
どのようにうつすのかというのは、非常(ひじょう)にむずかしいのですが、かんたんに言(い)うと、まっ白(しろ)な紙(かみ)に、炭(すみ)の粉(こな)のようなまっ黒(くろ)い粉(こな)をくっつけて、読(よ)みとったものと同(おな)じものをつくっているのです。コピー機(き)の中(なか)にはそのための機械(きかい)がぎっしりつまっているというわけなのです。
コピー機(き)というものは、まず光(ひかり)がものを読(よ)みとり、次(つぎ)に白(しろ)い紙(かみ)に黒(くろ)い粉(こな)をくっつけて、読(よ)みとったものと同(おな)じものをつくる機械(きかい)なのです。