メニュー閉じる

ゴムはどうしてのびちぢみするの

ゴムはどうしてのびちぢみするの

ゴムは、()(かわ)にきずをつけて、そこから(なが)()樹液(じゅえき)をかためたものです。

このゴムの()()えているのは(みなみ)アメリカで、もともとゴムは、(みなみ)アメリカにしかなかったものなのです。
はじめて(みなみ)アメリカでゴムを()たヨーロッパの(ひと)は、ひどくおどろきました。ゴムの()からとった(えき)を、子供(こども)たちがボールのように(まる)めて、それをはずませながら(あそ)んでいる光景(こうけい)はとてもふしぎなものに()えたのです。
ヨーロッパの(ひと)は、さっそくこのゴムを自分(じぶん)(くに)()(かえ)りました。(なに)使(つか)ったらいいのか、全然(ぜんぜん)わからないなか、最初(さいしょ)()しゴムに使(つか)ったりしていたのですが、(なま)のゴムは、時間(じかん)がたつとベトベトにくっついてしまうという、非常(ひじょう)にあつかいにくいものだったため、なかなかいい使(つか)(みち)()つけられませんでした。
そんななかで、あるとき、アメリカのグッドイヤーという(ひと)(だい)発見(はっけん)をしました。(なま)ゴムにイオウを(くわ)えて(ねっ)すると、よくはずみ、そのうえベトベトにならないことに()づいたのです。
その(あと)、ゴムの人気(にんき)急上昇(きゅうじょうしょう)し、()ゴムや、自動車(じどうしゃ)のタイヤなど、すごい(いきお)いで、いろいろなところに使(つか)われるようになりました。
ところで、質問(しつもん)の、どうしてゴムはのびちぢみするのかですが、これは、ゴムをつくっている、(ちい)さな(つぶ)がそれ自体(じたい)(なが)いくさりのようにつながっているからだと(かんが)えられています。このくさりをひっぱると、1つ1つの()がのびて、また、はなすと(もと)にもどることから、ゴムはのびたりちぢんだり、自由自在(じゆうじざい)(うご)くことができるというわけです。

おうちの(かた)

現在(げんざい)では化学(かがく)工業(こうぎょう)発達(はったつ)し、石油(せきゆ)原料(げんりょう)にして、天然(てんねん)ゴムのもっていないいろいろな性能(せいのう)をもつ合成(ごうせい)ゴムがつくられています。

PAGETOP