テレビの中はどうなっているの
テレビの
このガラス瓶は「ブラウン管」とよばれ、テレビの部品のなかでも、一番大きく、重要な役目をしています。
ブラウン管はテレビの奥にむけて底の四角い大きなガラス瓶をたおしたようなかたちでとりつけられています。つまり、いつも見ている画面は、瓶でいえば底の部分なのです。画面の一番奥のところには、電子銃という名前の部品があります。ここからは、小さな電子というものが画面にむけて打ち出されるのです。
画面の裏側には特別な薬がぬってあり、電子が当たると、そこが光るしくみになっています。
また、ブラウン管をとりかこむ、ドーナツ型の電磁石もテレビにはかかせない部品のひとつです。この電磁石で電子の飛ぶ方向を525本の列にかえて、画面に光の画像をつくっているのです。画面を虫メガネで見るとたくさんの線の集まりに見えるのは、そのようにしてテレビの絵ができているからなのです。
そのほかにもアンテナでとらえた弱い電気信号を強める部品、チャンネルに関係した部品、音を出す部品などたくさんの部品が組み合わされてテレビはできています。
しかし、テレビの中を調べようとして、うらからさわったり、中を開けたりしてはいけません。テレビの中には、高圧の電気が流れていますから、人がさわるととても危険です。