ねんどはどうやってつくるの

ねんどは砂粒(すなつぶ)よりももっと細(こま)かい粒(つぶ)でできていますが、これはもともとは火山(かざん)の爆発(ばくはつ)などでできた溶岩(ようがん)や火山灰(かざんばい)なのです。それが長(なが)い間(あいだ)かかってその一部分(いちぶぶん)が風(かぜ)にふかれ、どんどん細(こま)かくなり、雨(あめ)や川(かわ)、海(うみ)に流(なが)されて1か所(しょ)に集(あつ)められ、だんだんとつみかさなってできたものなのです。
つみかさなっているうちに、地面(じめん)の力(ちから)や重(おも)さで強(つよ)くおされていきます。ここには大(おお)きな岩(いわ)ももちろんありますが、石(いし)やジャリ、砂(すな)そして一番(いちばん)細(こま)かいねんどがふくまれているのです。
そしてかなり長(なが)い時間(じかん)がかかって、砂(すな)がさらに小(ちい)さい粒(つぶ)になったものや、動物(どうぶつ)の骨(ほね)や植物(しょくぶつ)のくさったものがつみかさなり、非常(ひじょう)に細(こま)かい粒(つぶ)であるねんどができあがります。
わたしたちは、こうして自然(しぜん)がつくりあげたねんどを利用(りよう)しているのです。

紙粘土(かみねんど)は、新聞紙(しんぶんし)などを細(こま)かく切(き)って水(みず)につけ、どろどろのパルプ状(じょう)にしたものに粘着(ねんちゃく)材(ざい)を加(くわ)えて粘土(ねんど)状(じょう)にしたものです。また、最近(さいきん)は植物(しょくぶつ)を材料(ざいりょう)としてつくられた粘土(ねんど)もあります。