のりはどうしてつくの、べたべたしているの
のりがべたべたしているのは、べたべたのもとが
このべたべたのもとは、もともとイモや米の中のでんぷんの中にふくまれていたものです。お米をたくと、ねばりけが出てきますが、これが、べたべたのもとが中に入っているという証拠です。このべたべたのもとは、水を入れて熱を加えると、べたべたしてくるものなのです。「やまとのり」は、この米やイモの中にあるべたべたを利用してつくったのりなのです。
こののりが物をくっつける働きについては、いろいろな意見があります。たとえば、紙などの繊維の中にのりが入りこんでかたまってしまうという考えや、紙と紙の間にのりがはさまってすき間をなくしてしまい、それがまわりの大気の力におされてくっついてしまうのだという意見です。
これが、ボンドやセメダインなどになるとちがってきます。たとえばプラスチックをボンドなどでくっつけたりするときは、プラスチックの表面を接着剤がとかしてしまって、とけた表面と接着剤が合体してくっついてしまうのです。