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ビデオテープはどうしてテレビが録画できるの

ビデオテープはどうしてテレビが録画できるの

(うご)いて()えるテレビの画面(がめん)は、じつは1秒間(びょうかん)に30(まい)もの()まった()をうつし()しているものです。

この1(まい)1(まい)()まった()は、500(ぽん)以上(いじょう)の「走査線(そうさせん)」とよばれる(ひかり)(せん)からできています。そして、この1(ぽん)走査線(そうさせん)が、また非常(ひじょう)(おお)くの(ひかり)(てん)からできているのです。
つまり、テレビの画面(がめん)というのは何十万(なんじゅうまん)という(ひかり)(てん)からできているというわけです。
この1つ1つの(ひかり)(てん)を、電気(でんき)信号(しんごう)()えてテープに記録(きろく)するようにしたものが、ビデオテープです。しかし、画面(がめん)が1秒間(びょうかん)に30も(おく)られてくるために、電気(でんき)信号(しんごう)(かず)は、とてつもなく(おお)きな数字(すうじ)となってしまいます。
このぼう(だい)電気(でんき)信号(しんごう)は、テープにぬられた「磁性体(じせいたい)」というものに記録(きろく)されています。
磁性体(じせいたい)とは、かんたんにいえば「磁石(じしゃく)」のことです。テープの表面(ひょうめん)には1ミリの(なん)(まん)(ぶん)の1というような(こま)かい磁石(じしゃく)がすき()なくぬられているのです。
テレビの画面(がめん)をつくっている(ひかり)(てん)は、電気(でんき)信号(しんごう)()えられて録画(ろくが)ヘッドというところにきます。ここの(まえ)をテープが(はし)っているのですが、そのとき電気(でんき)信号(しんごう)(ちい)さな磁石(じしゃく)のNやSの情報(じょうほう)()えられて、テープの(うえ)記録(きろく)されるというわけです。
テレビの(おと)も、(おな)じようなしくみで記録(きろく)されています。そして、ビデオを()るときは、再生(さいせい)ヘッドというところが、磁性体(じせいたい)記録(きろく)された信号(しんごう)()みとり、()(おと)にもどしてくれているのです。

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