メニュー閉じる

マッチはどうして火がつくの

マッチはどうして火がつくの

マッチというのは、(じく)()(あか)(あたま)部分(ぶぶん)からできています。しかしこれだけでは()はつきません。

もうひとつ大事(だいじ)なものは、マッチの(あたま)をこすりつける茶色(ちゃいろ)(かみ)なのです。(じく)()(あたま)(あか)茶色(ちゃいろ)(かみ)の3つがそろっているマッチのことを、安全(あんぜん)マッチとよんでいますが、この安全(あんぜん)マッチに()がつくひみつは、あの(あか)(あたま)茶色(ちゃいろ)(かみ)にあるのです。
まず、(あたま)(あか)(くすり)ですが、これには、(おお)きく()けると、6つの役目(やくめ)をする(くすり)がまぜてあります。酸化(さんか)(ざい)可燃(かねん)(ざい)調整(ちょうせい)(ざい)膠着(こうちゃく)(ざい)着色(ちゃくしょく)(ざい)耐湿(たいしつ)(ざい)の6つです。
かんたんにいうと、()がつくための(くすり)と、(くすり)がばらばらにならないようにかためる(くすり)(いろ)をつける(くすり)、しめらないための(くすり)などです。
この(なか)で、マッチに()がつくのに大事(だいじ)なのは、()えやすいという性質(せいしつ)をもった(くすり)です。マッチでは、この(くすり)硫黄(いおう)や、(まつ)ヤニなどが使(つか)われています。
(つぎ)に、茶色(ちゃいろ)(かみ)ですが、これには、ものに()をつける役目(やくめ)をするリンが使(つか)われています。(あたま)(あか)部分(ぶぶん)茶色(ちゃいろ)(かみ)(つよ)くこすり()わせると、(ねつ)()まれます。この(ねつ)が、()をつけるのです。
ところで、(むかし)のマッチには、茶色(ちゃいろ)(かみ)がなく、どこにこすりつけても()がつきました。その(ほう)便利(べんり)なように(おも)えますが、それではあまりにも危険(きけん)です。そこで(いま)は、世界(せかい)のほとんどの(くに)が、この安全(あんぜん)マッチを使(つか)っているのです。

PAGETOP