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食べ物はどうしてくさるの

食べ物はどうしてくさるの

()(もの)がくさる第一(だいいち)原因(げんいん)は、わたしたちのまわりのあらゆるところに、細菌(さいきん)があるからです。

細菌(さいきん)生物(せいぶつ)ですから、ちょうどいい温度(おんど)で、湿(しめ)()があり、栄養(えいよう)十分(じゅうぶん)()(もの)(この)みます。
この細菌(さいきん)が、(あたた)かいところで()(もの)についてしまうと、活動(かつどう)活発(かっぱつ)になってどんどん繁殖(はんしょく)します。反対(はんたい)に、(つめ)たくてかわいたところで、しかも()(もの)もないようなところでは、(うご)きがにぶくなり、(かず)(すく)なくなってしまいます。しかし、(かず)はへっても、細菌(さいきん)全滅(ぜんめつ)することはまずありません。細菌(さいきん)は、たくましい生命力(せいめいりょく)をもったしぶとい()(もの)なのです。
()(もの)がくさるというのは、細菌(さいきん)()(もの)について、それを()べながら仲間(なかま)()やし、そして、()(もの)細菌(さいきん)排泄物(はいせつぶつ)変化(へんか)させているということなのです。
くさった()(もの)は、いやなにおいがしたり、(いと)()いたりします。これは、()(もの)()べて()えた細菌(さいきん)と、その細菌(さいきん)()した排泄物(はいせつぶつ)によって()されるものと(おも)ってください。
乾燥(かんそう)したところで、しかも温度(おんど)(ひく)いところなら、細菌(さいきん)がふえるのをおさえることができますから、()(もの)はくさりにくいといえます。冷蔵(れいぞう)()(なか)()(もの)()れておくと、くさりにくくなるのはこのためです。

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