世界にはいくつ国があるの
わたしたち日本人にとっては、このことはふしぎに感じるかもしれません。日本はずっと昔から日本というひとつの国であり、国というものの数がかわったり、なくなったりするということに、あまりなじみがありません。これは、日本という国がとても平和な国であるからなのです。
ところが、世界では現在もあちこちで戦争が続けられています。ひとつの国がたくさんの国に分裂してしまうような所が、まだいくつもあるのです。
国の中で戦争をするということは、たとえば、日本の中で東京と大阪が戦争をしてしまうようなものです。もし日本でそのような戦争がおきたとしたらどうなるでしょう。おそらく、日本は東京と大阪というふたつの国に分裂するでしょう。こうなると、国の数は1から2にかわってしまいます。
そのような状態の国が、今、世界にいくつもあるのです。そこでは、小学生のような子供も銃をもって戦争に加わっていることもあります。日本の子供たちが毎日学校に行って勉強したり、遊んだり、おいしいものを食べたりできるのは、すべてこの日本が平和であるからです。わたしたちは、この平和に感謝しなければならないといえるでしょう。
少し話がそれましたが、このように世界の国の正確な数を言うことは不可能です。およその数ならば、現在約200ほどあります。しかしこの数字も、しばらくするとまたかわっているかもしれません。