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どうしてほこりはでるの

どうしてほこりはでるの

ほこりの正体(しょうたい)は、顕微鏡(けんびきょう)()てみるとかんたんにわかります。今度(こんど)、もし顕微鏡(けんびきょう)()ることがあったなら、ぜひほこりを観察(かんさつ)してみてください。

簡単(かんたん)にいえば、ほこりとは()(まわ)りにあるあらゆるものの(ちい)さなかけらなのです。
たとえば、洋服(ようふく)のかけらがあります。洋服(ようふく)のかけらといっても(ぬの)きれのことではありません。(ぬの)(つく)っている(いと)のかけらのことです。ほとんどの(いと)は、非常(ひじょう)(ほそ)(いと)何本(なんぼん)もたばねて(つく)ってあります。ほこりは、その(ほそ)(いと)一部(いちぶ)がとれてしまったものなのです。また、「わたぼこり」といった言葉(ことば)があるように、ワタからも(いと)(おな)じようにたくさんのほこりがでてきます。
もうひとつ、ほこりになりやすいものに(すな)があります。わたぼこりと(おな)じように、(すな)にも「すなぼこり」という言葉(ことば)があります。公園(こうえん)砂場(すなば)などの(すな)は、まだまだつぶが(おお)きいものが(おお)く「すなぼこり」は比較的(ひかくてき)(すく)ないようです。しかし、(すな)のつぶがくだけて、(かぜ)簡単(かんたん)()んでしまうくらい(ちい)さくなるものもあります。これを「すなぼこり」といっています。
さまざまなものの(ちい)さな(ちい)さなかけらは、(かぜ)にのってふわふわと空気(くうき)(ちゅう)をただよいます。人間(にんげん)()にはあまりにも(ちい)さいためにはっきり()ることはできません。しかし、(わたし)たちが、たった(いま)すいこんでいる空気(くうき)(ちゅう)にも、(ちい)さなほこりは()じっているのです。
この空気(くうき)(ちゅう)をただようほこりは、非常(ひじょう)(ちい)さくて(かる)いものではあっても、やはり(おも)さはあります。したがって、ほかのものと(おな)じように地球(ちきゅう)引力(いんりょく)()きつけられています。ふわふわとただよっていても、そのうち(した)()ちてくるのはそういった理由(りゆう)です。そしてゆかやつくえの(うえ)にほこりとしてたまるのです。
つまり、ほこりは、(くう)()があるところには(かなら)存在(そんざい)するものなのです。したがって、いくらそうじしてもほこりはたまってしまうのです。

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