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ゆうれいやおばけは本当にいるの

ゆうれいやおばけは本当にいるの

ゆうれいの存在(そんざい)について(こた)えるのは非常(ひじょう)にむずかしいことです。()んだ人間(にんげん)のたましいのことであるゆうれいがいるかいないかということに、そう簡単(かんたん)(こた)えることはできません。なぜなら、「()た!」という(ひと)がかなりいるからです。

もし、ゆうれいなんて絶対(ぜったい)にいないといってしまうと、「()た」といっている(ひと)がうそをついていることになります。しかし、ゆうれいは本当(ほんとう)にいるという証拠(しょうこ)もまたないのです。したがって、どちらともいえない、わからないと(こた)えるしかないわけです。
現代(げんだい)科学(かがく)では、ゆうれいが本当(ほんとう)にいることを証明(しょうめい)することはできません。また、()たという(ひと)調(しら)べてはっきりさせることもできないのです。これは、あと何年(なんねん)たっても、なかなかできないことでしょう。つまり、人間(にんげん)()んだらどうなるのかということは、非常(ひじょう)にむずかしく、わかっていない問題(もんだい)なのです。
ところで、いままでの(はなし)で、ゆうれいはいるかいないかよくわからないということをいいました。では、妖怪(ようかい)はどうでしょう。妖怪(ようかい)というのは、カッパやのっぺらぼう、ろくろ(くび)のことをいいます。こういう妖怪(ようかい)というものは、みんな人間(にんげん)(かんが)えたものです。したがってこれらは、本当(ほんとう)には存在(そんざい)しないと(かんが)えていいのです。こわいものをすべて「おばけ」と一言(ひとこと)でいっています。しかし、おばけにも、ゆうれいと妖怪(ようかい)のように区別(くべつ)はあるのです。

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