鏡に光をあてると光は反射します。これは、鏡が光をはねかえしているからなのです。また、鏡には物が反対にうつります。この理由は、鏡が光をまっすぐに反射するからなのです。
手のひらを鏡にうつしてみてください。たとえば、右手を鏡にうつしたとします。わたしたちから見ると、実際の親指は左側にあります。そして、鏡にうつった手の方も、親指は左側にあります。これは、鏡が光をまっすぐに反射しているからなのです。わたしたちから見て左側にあるものは、鏡にうつっても左側にうつるのです。
さて、ここで鏡の手をよく見てください。鏡にうつった手は、手のひらの方が見えていて、手のひらの左側に親指があります。手のひらをみて親指が左側というのは、ふつうは左手の方です。
このように、鏡は光をまっすぐに反射しますから、わたしたちから見て右側のものを、右側にそのままうつしているのです。それで、右と左が逆になるというわけです。これは、実際に鏡の前で実験してみるとよくわかります。