鉄(金属)はどうしてさびるの
このさびは
これは、銅でできている十円玉が、緑色にさびてしまったということなのです。
鉄や銅などの金物のことを金属といっていますが、金属がさびるときは、すべて酸素が関係しています。酸素は、わたしたち人間が呼吸をしながらすいこんでいるもので、空気の中にたくさんふくまれています。この酸素が、たとえば鉄とゆっくりと結びつくと、鉄の表面に、もとの鉄とはちがった性質のものができてきます。
鉄と酸素が結びついてできたものは酸化鉄とよばれていますが、これがたくさん集まって目に見えるようになったものが、さびなのです。
このように、金属のさびの原因になっているのは、酸素です。したがって、酸素のないところ、たとえば宇宙などに鉄をもっていけば、鉄がさびることはないということになります。