火はどうして熱いの
ろうそくのほのおに
それでは、ろうそくのほのおのところではどんなことが起きているのでしょう。ろうそくのほのおは、ろうと空気中の酸素がはげしく反応しているところです。そこでは、ろうをつくっている原子とよばれる非常に小さなつぶと、酸素をつくっている原子のつぶとが、もうれつなスピードで動き回っています。原子のこの運動が、火を熱く感じる理由なのです。
温度というのは、物をつくっている原子というものが、どれくらいのスピードで動いているかということで決まります。つまり、水のように冷たいものはあまり原子が動いておらず、一方、お湯のように熱いものは、原子がいきおいよく動きまわっているのです。
火というのは、この原子の動きが非常にはげしいために熱いということがいえます。