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ボールはどうしてはずむの

ボールはどうしてはずむの

ゴムのボールはよくはずみます。しかし、ゴムボールでも空気(くうき)がぬけてしまったものや、あながあいたものなどはあまりはずみません。これはどうしてでしょう。

それでは(れい)をあげて(かんが)えてみましょう。まず、ガラスでできた電球(でんきゅう)()とすと、ガシャンとわれてしまい、(すこ)しもはずみません。では、(てつ)でできたバネならどうでしょう。バネなら(すこ)しはずむでしょう。
これは、バネに(ちから)(くわ)えると、(もと)にもどってくるからです。この、(かたち)(もと)にもどる性質(せいしつ)のことを、弾性(だんせい)といっていますが、ゴムやバネは、この性質(せいしつ)がとても(つよ)く、ガラスは(よわ)いのです。そのために、ガラスは(もと)にもどることなくわれて、こわれてしまうというわけです。
空気(くうき)(はい)ったボールは、表面(ひょうめん)のゴムの弾性(だんせい)(つよ)いだけでなく、(なか)空気(くうき)(ほう)もボールが(なに)かに()たってへこんだときに、(もと)にもどろうとする(ちから)(はたら)かせているのです。つまり、ボールは、ゴムの弾性(だんせい)という性質(せいしつ)と、空気(くうき)(もと)にもどろうとする(ちから)のふたつの理由(りゆう)から、よくはずむというわけです。

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