虫めがねはどうして物が大きく見えるの
これは、
こういった形のレンズを凸レンズと言います。近視の人がかけているめがねは、これと反対で、中心部分がへこんでいるレンズです。こういう形のレンズは、凹レンズとよばれます。この凹レンズで物を見ると、物が小さく見え、ちょうど、凸レンズの虫めがねで見るのと反対になります。
虫めがねのレンズで太陽の光を集めると、光が集まった点の温度が高くなります。この光が集まったところを焦点といいます。虫めがねでは、この焦点よりも近いところにあるものを見ると、物が大きく見えます。
ふつう光は空気中を直進するので、物はちゃんとそのものの大きさに見えるのです。しかし、光はガラスのような透明なものに入ると、折れ曲がり、進む方向が変わってしまいます。虫めがねのレンズは、この光が曲がる性質をうまく利用して、物が大きく見えるような方向に、光を曲げているのです。
注意:虫めがねでぜったいに太陽を見てはいけません。