パソコンの中身を見てみよう! コンピュータをこう成しているもののうち形があるものを「ハードウェア」とも言うよ。それぞれの機器がどんな働きをしているのか調べてみよう。
パソコンをこう成するさまざまなそう置
一ぱん的なデスクトップパソコンの中をかんたんにしめしたのが下のイラスト。パソコンにはいろいろな形があるけど、機器の配置や大きさがちがうだけで、入っているものは大きくはちがわないよ。それぞれの機器の役わりを見てみよう。
●CPU
パソコンの頭のうにあたる部分で、日本語では「中央処理装置」と言う。いろいろな計算やじょうほうしょ理をする、パソコンをこう成する部品の中でももっとも重要なものなんだ。
●メインメモリ
CPUがしょ理したじょうほうやデータ、実行中の計算結果などを一時的に入れておく記憶装置。日本語では「主記憶装置」と言う。電げんを切ると中のじょうほうは消えてしまうんだ。
●マザーボード
CPUやメインメモリが取り付けられた電子回路基板のこと。ディスプレイやマウス、プリンターなどの機器をせつ続するためのたんしやコネクタもそなわっている。
●ハードディスクドライブ
「補助記憶装置」のひとつで、メインメモリに入っている大事なデータや計算結果、プログラムなどが消えてしまわないようにほぞんしておくそう置。何度も書きこんだり読みこんだりができ、電げんを切ってもデータが消えないのが特ちょう。
●ブルーレイ/DVD/CDドライブ
コンピュータのプログラムやデータを、ブルーレイやDVD、CDに書きこんだり、読みこんだりするそう置。サイズの大きいデータをほかのコンピュータとやりとりする時などに便利なんだ。
●冷きゃくファン
せん風機のように羽が回転してパソコンの内部に風をおこすそう置。計算中のCPUはとても熱くなり、温度が上がりすぎるとこしょうすることもあるので、風を当てて冷やす必要があるんだ。
いろいろなものがある入力そう置や出力そう置
コンピュータを使うには、コンピュータにデータを入力したり、目的の作業を指じするための入力そう置や、計算結果などをかくにんするための出力そう置が必要。入力そう置や出力そう置にはどんなものがあるか見てみよう。
●キーボード
主に文字を入力するための入力そう置がキーボード。キーに書かれた文字や数字を入力したりできる。上の方にある「F1」「F2」……と書かれているキーをおすと、あらかじめ登録しておいた機のうを使うことができる。これをファンクションキーと言うよ。ノートパソコンでは、キーボードは本体と一体となっている。
●マウス
ディスプレイ(画面)に表じされているマウスポインタとよばれる矢印を動かして、パソコンにいろいろな指じができる入力そう置。マウスとは英語で「ネズミ」のことで、その形がネズミににていることからそう名付けられた。
●ディスプレイ(モニタ)
パソコンがしょ理した計算結果やデータをえいぞうとして画面にうつし出す出力そう置。モニタともよばれる。使う人の作業に合わせてさまざまな大きさがある。ノートパソコンでは本体とディスプレイは一体になっている。
●スピーカ
パソコンで音楽を聞いたり動画を見たりする時に必要な、音声を出すための出力そう置。いまのほとんどのパソコンにはスピーカが内ぞうされているが、よりきれいな音で音楽や動画を楽しむためにパソコンにせつ続するタイプもある。
●トラックパッド
マウスと同じように、画面上のマウスポインタを動かすための入力そう置。マウスとくらべてそう作するための場所をとらないので、ノートパソコンで使われることが多い。
●タッチパネル
指やせん用のペンで画面をタッチしてそう作をする入力そう置。アイコンとよばれる小さな絵に直せつさわってプログラムを起動したり、直感的なそう作ができるのが特ちょう。タブレットパソコンのほかに、一部のノートパソコンでも使われている。
●マイク
音声を入力するための入力そう置。最近では声でそう作できるパソコンもある。カメラと組み合わせることでパソコンをテレビ電話として使うことができるようになる。
●カメラ
写真や動画をとって、そのままパソコンの画ぞうや動画データとして取りこむことができる入力そう置。タブレットパソコンではスマートフォンと同じように画面に後ろ側にもカメラがあるタイプが多い。
●スキャナ
絵や写真、文字の書かれた紙などを読みこんで、パソコンで画ぞうとしてしょ理できるようにする入力そう置。プリンターと一体になったふく合機とよばれるものもある。
●プリンタ
パソコンで作成した文章や絵を、紙に印刷するための出力そう置。印刷の方式のことなる、インクジェットプリンターやレーザープリンター、熱転写プリンターなどの種類があり、家庭用ではインクジェットプリンターが人気だ。