「地球防衛隊SDGs」第6話解説編「化石燃料と再生可能エネルギー」
最近「SDGs」という言葉をよく目にするようになったよね。
学校で習った人もいるはず。
ちょっとむずかしそうだけど、学習まんが「地球防衛隊SDGs」で楽しく学んじゃおう。
今回は、「化石燃(ねん)料」と、「再生可能(さいせいかのう)エネルギー」について、説明するよ。

電気をつくるエネルギーがテーマのまんが第6話はコチラ!
化石燃料は近い将来なくなってしまう?

ねえ、スモール。
この前、「人類は今まで石炭や石油などの化石燃料(ねんりょう)を燃(も)やして発電してきた」って言っていたけど、石油って近い将来(しょうらい)なくなることが心配されているって本当?


うん、石油などの化石燃料は、数千万年前~数億年前も昔の植物や動物の死がいが地層(ちそう)の中にうもれ、熱や圧力(あつりょく)によって、長い時間をかけて燃料となったものなんだ。
すぐにつくることができないのに、近代化とともに大量に使ってしまったから、なくなることが心配されているんだ。

あと何年ぐらいでなくなりそうなの?

可採(かさい)年数は「石油」は50年、「天然ガス」は51年、「石炭」は132年、と予想されている。(※)
※参照:日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」(2018年データ)
可採年数=確認可採埋蔵(かくにんかさいまいぞう)量/年間生産量
ある年の年末時点で確認されている埋蔵量を、その年の年間生産量で採掘(さいくつ)した場合、何年間生産を継続(けいぞく)できるかをしめした数値(すうち)で、今回紹介した数値は2018年のもの。

「石油」はあと50年か……。
化石燃料は将来なくなっちゃうし、温暖化の原因(げんいん)にもなっているから、クリーンな「再生可能エネルギー」が注目されているんだね。

そう、化石燃料に代わるものとして、太陽光や風力、地熱など自然の力を利用した、使ってもなくならない「再生可能(さいせいかのう)エネルギー」が注目を集めているってお話したよね。



地球温暖化(おんだんか)をふせぎつつ、快適(かいてき)なくらしを続けるためには「再生可能エネルギー」を広めていくことが大切なんだね。

そう。ただ、再生可能エネルギーはまだ広がっている途中(とちゅう)だから、「電気をムダに使わない」ようにしようね。