新型コロナウイルス感染症の広がりで、マスク不足が続いているね。マスクは店で買えなくても、身近な材料を使って作ることができるんだよ。
感染を広げないためのマスク
まず、どうしてマスクをするとよいか考えてみよう。
新型コロナウイルスは、感染している人のせきやくしゃみで空気中にちらばって、それが周囲の人の口や鼻に入って感染する「飛沫感染」で広がる。マスクは、飛沫を飛ばさないために役立つよ。
ドアノブやスイッチ、エレベーターの手すりなどにウイルスがついていると、そこにふれた手で、口や鼻にさわることで感染することもある。マスクをしていると、口や鼻に直接さわらずにすむのもよい点だ。
マスクさえしていれば感染しないわけではないが、もし自分が感染していた場合に、周りの人たちにウイルスをうつさないために役立つ。
キッチンペーパーで作る〝使い捨てマスク〟
①手をきれいに洗う。またテーブルなど、マスクを作る場所をきれいにする。
②ヘアゴムや帽子用のゴムひもを長さ30cmくらいに切り、輪に結ぶ。これを2本用意する。
③キッチンペーパーを横長に置き、2~3cmごとにじゃばらに折る。
④両はしに両面テープをはる。
⑤ ④の両はしを折って②のゴムひもを通し、両面テープをはる。これで完成だ。
キッチンペーパーをじゃばらに折ることで、鼻やあごにぴったりするようになる。また、ゴムひもは洗って再利用することもできる。
がらつきのキッチンペーパーを使えば、もっとおしゃれなマスクが作れるよ。
クレヨンなどで絵を描いたり、ワンポイントでシールをはったりして、自分だけのマスクを工夫して作ってみよう。
鼻の部分がぴったりするようにひと工夫!
市販のマスクのように、鼻の部分がぴったりするように作るには、ラッピングタイ[おかしなどの袋をとめるワイヤーが入ったビニールひも]を使うと便利だ。マスクの上の、鼻に当たる部分にラッピングタイ(下のイラストの黄色い部分)を置き、両面テープをはって、キッチンペーパーを折って包むように止めよう。
マスクの上になる部分にマスキングテープをつけ、鼻にそって折り目をつける方法でもできるよ。
マスクを手に入れにくいと不安になるかもしれない。でも、こうして自分で作れることがわかったね。
新型コロナウイルス感染症がこれ以上広がらないよう、できることから始めてみよう!