伊能忠敬もびっくり!? いろいろな日本地図が楽しめる無料サイト

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「日本地図(にほんちず)」と聞(き)いて、みんなはどんなものをイメージするかな? どんな形(かたち)で、どんな色(いろ)で、どんな情報(じょうほう)が描(えが)かれている? 実(じつ)は、地図(ちず)で表現(ひょうげん)できるものって、たくさんあるんだ。ここでは普段(ふだん)の生活(せいかつ)ではあまり目(め)にしないような、いろいろな種類(しゅるい)の日本地図(にほんちず)を探(さが)して集(あつ)めたよ。まずは見(み)て楽(たの)しんで「地図(ちず)」の表現(ひょうげん)の可能性(かのうせい)を感(かん)じてみよう。

はじめに

日本(にほん)で最初(さいしょ)に測量(そくりょう)してつくられた地図(ちず)

伊能忠敬と測量隊が1821年に完成させた「大日本沿海輿地全図」の副本3枚を合わせた画像(提供:ゼンリンミュージアム)
伊能(いのう)忠敬(ただたか)と測量(そくりょう)隊(たい)が1821年(ねん)に完成(かんせい)させた「大日本(だいにっぽん)沿海(えんかい)輿地(よち)全図(ぜんず)」の副本(ふくほん)3枚(まい)を合(あ)わせた画像(がぞう)(提供(ていきょう):ゼンリンミュージアム)

日本地図(にほんちず)といえば、伊能忠敬(いのうただたか)(1745~1818)が有名(ゆうめい)だね。日本(にほん)で初(はじ)めて、実際(じっさい)に全国(ぜんこく)を測量(そくりょう)して地図(ちず)を作(つく)った人(ひと)。この記事(きじ)でも最初(さいしょ)に、その「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」(伊能図(いのうず))を紹介(しょうかい)しておくよ。画像(がぞう)は、伊能忠敬(いのうただたか)と測量(そくりょう)隊(たい)が幕府(ばくふ)に提出(ていしゅつ)した地図(ちず)(正本(せいほん))と並行(へいこう)してつくられた控(ひか)えの地図(ちず)(副本(ふくほん))で、北海道(ほっかいどう)と東日本(ひがしにほん)、西日本(にしにほん)の3枚(まい)の地図(ちず)を合(あ)わせたものだよ。およそ200年(ねん)前(まえ)の地図(ちず)だけど、今(いま)みんながよく見(み)るものと、もう同(おな)じ形(かたち)をしているね。正確(せいかく)な海岸線(かいがんせん)のほか、大(おお)きな街道(かいどう)、各地(かくち)の地名(ちめい)などが書(か)かれているよ。

だいたい緑一色(みどりいっしょく)でおおわれた地図(ちず)

土地被覆図(GLCNMO)、国土地理院・千葉大学・協働機関、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)
土地(とち)被覆(ひふく)図(ず)(GLCNMO)、国土地理院(こくどちりいん)・千葉大学(ちばだいがく)・協働(きょうどう)機関(きかん)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」(https://maps.gsi.go.jp/)

この地図(ちず)では、その土地(とち)が何(なに)におおわれているのか、色(いろ)で塗(ぬ)り分(わ)けられているよ。緑(みどり)系(けい)は、いろいろな森林(しんりん)を表(あらわ)していて、日本(にほん)はだいたい緑(みどり)。なんとなく見慣(みな)れた感(かん)じがするね。赤(あか)が市街地(しがいち)で、紫(むらさき)が水田(すいでん)、北海道(ほっかいどう)で目立(めだ)つオレンジは畑(はたけ)を表(あらわ)しているんだって。

土地被覆図(GLCNMO)、国土地理院・千葉大学・協働機関、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)
土地(とち)被覆(ひふく)図(ず)(GLCNMO)、国土地理院(こくどちりいん)・千葉大学(ちばだいがく)・協働(きょうどう)機関(きかん)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」(https://maps.gsi.go.jp/)

油絵(あぶらえ)のような地図(ちず)

20万分の1日本シームレス地質図V2、出典:20万分の1日本シームレス地質図V2ウェブサイト(https://gbank.gsj.jp/seamless/v2/viewer/)
20万(まん)分(ぶん)の1日本(にほん)シームレス地質(ちしつ)図(ず)V2、出典(しゅってん):20万(まん)分(ぶん)の1日本(にほん)シームレス地質(ちしつ)図(ず)V2ウェブサイト(https://gbank.gsj.jp/seamless/v2/viewer/)

先(さき)ほどの地図(ちず)と大(おお)きく変(か)わって、今度(こんど)は色(いろ)とりどりで、油絵(あぶらえ)みたい。これは地質図(ちしつず)というもの。なぐり書(が)きみたいにたくさんの色(いろ)が入(い)り混(ま)じっているけど、地面(じめん)の下(した)の岩石(がんせき)・地層(ちそう)について、性質(せいしつ)や、いつできたかなどに対応(たいおう)して、ちゃんと塗(ぬ)り分(わ)けられているんだよ。この地図(ちず)の凡例(はんれい)(色(いろ)と項目(こうもく)の組(く)み合(あ)わせルール)をみると、なんと2398種類(しゅるい)に細(こま)かく塗(ぬ)り分(わ)けるんだって!

20万分の1日本シームレス地質図V2、出典:20万分の1日本シームレス地質図V2ウェブサイト(https://gbank.gsj.jp/seamless/v2/viewer/)
20万(まん)分(ぶん)の1日本(にほん)シームレス地質(ちしつ)図(ず)V2、出典(しゅってん):20万(まん)分(ぶん)の1日本(にほん)シームレス地質(ちしつ)図(ず)V2ウェブサイト(https://gbank.gsj.jp/seamless/v2/viewer/)

うねうね、しましまの地図(ちず)

磁気図(全磁力)、出典:国土地理院ウエブサイト「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)
磁気(じき)図(ず)(全(ぜん)磁力(じりょく))、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウエブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」(https://maps.gsi.go.jp/)
磁気図(全磁力)、出典:国土地理院ウエブサイト「地理院地図」(https://maps.gsi.go.jp/)
磁気(じき)図(ず)(全(ぜん)磁力(じりょく))、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウエブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」(https://maps.gsi.go.jp/)

それぞれ、その地点(ちてん)の、地磁気(ちじき)の強(つよ)さと、地球(ちきゅう)の表面(ひょうめん)をおおう海洋(かいよう)プレートの深(ふか)さで、同(おな)じ数値(すうち)の地点(ちてん)を線(せん)でつないである地図(ちず)。色(いろ)もきれいで、日本(にほん)にすてきな模様(もよう)が入(はい)ったみたい。地磁気(ちじき)は青(あお)→緑(みどり)→黄(き)→赤(あか)の順(じゅん)に強(つよ)く、プレートは赤(あか)→黄(き)→緑(みどり)→青(あお)の順(じゅん)に深(ふか)いよ。

プレート等深線図、出典:地質調査総合センターウェブサイト「地質図Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/)
プレート等深線(とうしんせん)図(ず)、出典(しゅってん):地質調査総合(ちしつちょうさそうごう)センターウェブサイト「地質(ちしつ)図(ず)Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php)
プレート等深線図、出典:地質調査総合センターウェブサイト「地質図Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/)
プレート等深線(とうしんせん)図(ず)、出典(しゅってん):地質調査総合(ちしつちょうさそうごう)センターウェブサイト「地質(ちしつ)図(ず)Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php)

クモの巣(す)のような地図(ちず)

地理院地図Vectorで道路・鉄道を表示、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図Vector」(https://maps.gsi.go.jp/vector/)
地理院(ちりいん)地図(ちず)Vectorで道路(どうろ)・鉄道(てつどう)を表示(ひょうじ)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)Vector」(https://maps.gsi.go.jp/vector/)

日本(にほん)全国(ぜんこく)を網(あみ)の目(め)状(じょう)に通(とお)っているような主要(しゅよう)道路(どうろ)と鉄道(てつどう)。日本(にほん)全体(ぜんたい)で見(み)ると植物(しょくぶつ)の葉(は)の葉脈(ようみゃく)みたい。首都(しゅと)・東京(とうきょう)の周(まわ)りを拡大(かくだい)した下(した)の地図(ちず)だと、クモの巣(す)みたいに、たくさんの道路(どうろ)と鉄道(てつどう)が通(とお)っているのが分(わ)かるね。

地理院地図Vectorで道路・鉄道を表示、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図Vector」(https://maps.gsi.go.jp/vector/)
地理院(ちりいん)地図(ちず)Vectorで道路(どうろ)・鉄道(てつどう)を表示(ひょうじ)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)Vector」(https://maps.gsi.go.jp/vector/)

川(かわ)だけで描(えが)かれた地図(ちず)

川だけ地図、出典:GroundInteface(https://www.gridscapes.net/AllRivers/)
川(かわ)だけ地図(ちず)、出典(しゅってん):GroundInteface(https://www.gridscapes.net/AllRivers/)

ただの青色(あおいろ)の地図(ちず)じゃないよ。実(じつ)はこれは、日本(にほん)にある川(かわ)だけを描(えが)いた地図(ちず)なんだ。日本(にほん)中(じゅう)の隅々(すみずみ)まで流(なが)れていて、人体(じんたい)でいえば血管(けっかん)みたい。海岸線(かいがんせん)は描(えが)かれていないのに日本(にほん)の形(かたち)が分(わ)かっちゃうぐらい、日本(にほん)は川(かわ)だらけなんだね。下(した)の拡大(かくだい)図(ず)のぽっかりと大(おお)きく空(あ)いた白(しろ)いところは、琵琶湖(びわこ)と富士山(ふじさん)だよ。

川だけ地図、出典:GroundInteface(https://www.gridscapes.net/AllRivers/)
川(かわ)だけ地図(ちず)、出典(しゅってん):GroundInteface(https://www.gridscapes.net/AllRivers/)

海(うみ)ぶどうのような地図(ちず)

温泉位置と泉温分布図、出典:地質調査総合センターウェブサイト「地質図Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/)
温泉(おんせん)位置(いち)と泉温(せんおん)分布(ぶんぷ)図(ず)、出典(しゅってん):地質調査総合(ちしつちょうさそうごう)センターウェブサイト「地質(ちしつ)図(ず)Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php)

日本(にほん)中(じゅう)に〇印(しるし)があって、沖縄(おきなわ)名物(めいぶつ)の海(うみ)ぶどうみたい。〇は温泉(おんせん)の位置(いち)で、色(いろ)はその温度(おんど)を表(あらわ)しているんだ。下(した)の拡大(かくだい)図(ず)を見(み)てみよう。こんなにもたくさんの温泉(おんせん)があるんだって感(かん)じるよね。中国(ちゅうごく)・四国(しこく)地方(ちほう)は、ぬるめの温泉(おんせん)が多(おお)いね。

温泉位置と泉温分布図、出典:地質調査総合センターウェブサイト「地質図Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php)
温泉(おんせん)位置(いち)と泉温(せんおん)分布(ぶんぷ)図(ず)、出典(しゅってん):地質調査総合(ちしつちょうさそうごう)センターウェブサイト「地質(ちしつ)図(ず)Navi」(https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php)

でこぼこ見(み)える地図(ちず)

色別標高図、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図」、海域部は海上保安庁海洋情報部の資料を使用して作成(https://maps.gsi.go.jp/)
色別(いろべつ)標高(ひょうこう)図(ず)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」、海域(かいいき)部(ぶ)は海上保安庁(かいじょうほあんちょう)海洋(かいよう)情報(じょうほう)部(ぶ)の資料(しりょう)を使用(しよう)して作成(さくせい)(https://maps.gsi.go.jp/)

標高(ひょうこう)で色(いろ)を塗(ぬ)り分(わ)けていて、3Dではないけど不思議(ふしぎ)と、しっかり立体感(りったいかん)があるよね。下(した)の九州(きゅうしゅう)の拡大(かくだい)図(ず)をみると、中央(ちゅうおう)にある阿蘇山(あそさん)のカルデラは「C」字(じ)の型押(かたお)しをしたみたいに、くっきり。

色別標高図、出典:国土地理院ウェブサイト「地理院地図」、海域部は海上保安庁海洋情報部の資料を使用して作成(https://maps.gsi.go.jp/)
色別(いろべつ)標高(ひょうこう)図(ず)、出典(しゅってん):国土地理院(こくどちりいん)ウェブサイト「地理院(ちりいん)地図(ちず)」、海域(かいいき)部(ぶ)は海上保安庁(かいじょうほあんちょう)海洋(かいよう)情報(じょうほう)部(ぶ)の資料(しりょう)を使用(しよう)して作成(さくせい)(https://maps.gsi.go.jp/)

おもしろマップ1/〇〇さんがどこに多(おお)く住(す)んでいるか分(わ)かる地図(ちず)

「佐藤」の名字マップ、出典:名字マップ(https://www.dmuchgis.com/myojimap/)
「佐藤(さとう)」の名字(みょうじ)マップ、出典(しゅってん):名字(みょうじ)マップ(https://www.dmuchgis.com/myojimap/)

都道府県(とどうふけん)ごとのデータを使(つか)って塗(ぬ)り分(わ)けるのも地図(ちず)の定番(ていばん)。ユニークなテーマの地図(ちず)を一(ひと)つ紹介(しょうかい)するね。その名(な)も「名字(みょうじ)マップ」。名字(みょうじ)を打(う)ち込(こ)むと、都道府県(とどうふけん)ごとに、その名字(みょうじ)の人(ひと)の数(かず)を、色(いろ)の濃(こ)さで表(あらわ)しているよ。画像(がぞう)は、日本(にほん)で一番(いちばん)多(おお)いといわれる「佐藤(さとう)」さんのマップだよ。どこの都道府県(とどうふけん)に、佐藤(さとう)さんが多(おお)いか分(わ)かるね。

おもしろマップ2/いつもの地図(ちず)と形(かたち)がまったくちがう地図(ちず)

都道府県ごとに、面積で人口、色で人口増加率を表したカルトグラム、出典:東北大学・井上亮准教授(http://www.plan.civil.tohoku.ac.jp/inoue/geoviz/)
都道府県(とどうふけん)ごとに、面積(めんせき)で人口(じんこう)を、色(いろ)で人口(じんこう)増加(ぞうか)率(りつ)を表(あらわ)したカルトグラム、出典(しゅってん):東北大学(とうほくだいがく)・井上(いのうえ)亮(りょう)准教授(じゅんきょうじゅ)(http://www.plan.civil.tohoku.ac.jp/inoue/geoviz/)

ここまで紹介(しょうかい)してきた地図(ちず)とは、もう形(かたち)からまったくちがうね。都道府県(とどうふけん)ごとに、人口(じんこう)の多(おお)さに合(あ)わせて面積(めんせき)を大(おお)きくしたり、小(ちい)さくしたりした「カルトグラム」という方法(ほうほう)で形(かたち)が作(つく)ってあるよ。東京(とうきょう)が大(おお)きくて、びっくり。こんな地図(ちず)もあるんだね。

もっと地図(ちず)を探(さが)して、見(み)つめて

日本地図(にほんちず)っていっても、本当(ほんとう)にさまざまだね。たくさんのテーマや、表現(ひょうげん)の仕方(しかた)があって、ここに紹介(しょうかい)したものは、その中(なか)のほんの一部(いちぶ)。いろんな組織(そしき)・団体(だんたい)や地図(ちず)好(ず)きの個人(こじん)の作(つく)っている地図(ちず)がもっともっとあるから、例(たと)えば、インターネットで調(しら)べても楽(たの)しいよ。ぜひ、みんなもいろいろな地図(ちず)を探(さが)してみたり、自分(じぶん)で楽(たの)しい地図(ちず)を考(かんが)えてみたりしてみてね。

地図(ちず)が見(み)られるサイト

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