【SDGs取り組み事例-003】NHK
2030
空、なんの番組を見ているの?
NHKの『地球は放置してても育たない』 を見ていたの。 地球防衛隊SDGsの一員として、しっかり勉強しないとね!
素晴らしい心構えだね。今回は、『地球は放置してても育たない』などたくさんのテレビ番組を放送しているNHKについて紹介するよ。お話を聞いてみると、とてもSDGsに寄り添った番組づくりをしていることがわかったんだ!
NHKの取 り組 み
NHKは、テレビ放送 が始 まって70周年 !
NHKは、1953年に日本で初めてテレビ放送を始めた放送局だよ。全国に54の放送局があって、世界29か所におかれた取材の拠点と連携しながら、ニュースやドラマ、教育番組などさまざまなテレビ番組を制作・放送しているんだ。テレビ放送が始まってから70年が経ったけれど、その長い時間のなかで、誰もが当たり前に テレビを見られるようになったり、インターネットでさまざまな番組が楽しめるようになったり、時代が変化したよね。NHKはそんな時代の変化に合わせて、いつでも・どこでも正確な情報を届けられるよう、日々努力しているんだ。
ゴミになるはずの美術 セットから「新 しい命 」を生 み出 す
テレビ番組を見ていると、柱や壁、フリップなどたくさんの美術セットが出てくるよね。これまでは番組が終了すると、ほとんどの美術セットは捨てられていたんだって。そこでNHKでは捨てる以外の方法がないか考えて、2010年代から3R(ゴミを減らすReduce[リデュース]・繰り返し使うReuse[リユース]・再資源化するRecycle[リサイクル])に取り組みはじめたんだ。その結果、2016年から5年間で34%もゴミの量を減らすことに成功! それでも出てしまうゴミは、そのまま捨てるのではなく、分別して資源に変えたり、ワークショップで工作として活用したりしているよ 。
小 さな積 み重 ねが大 きなアクションに
全国のNHKで働く人は、なんと1万人以上もいるんだ。 番組づくりにはセットだけでなく、照明やカメラなどの電気も必要不可欠。そんな毎日の中で一人ひとりが環境問題に向き合って、ゴミを減らしたり、電気の節約をしたりと、できることからコツコツと努力しているんだね!
<今回話を聞いた企業・団体はこちら!>
日本放送協会。放送法に基づき1950年に設立された公共放送。公共の福祉のために全国にあまねく放送を普及させ、豊かでよい番組を行うことなどを目的とする。本部と地域合わせて54の放送局のネットワークを持ち、国内向けのテレビ放送(地上波・衛星)、ラジオ放送、国外向けの国際放送などを行っている。