【SDGs取り組み事例-004】富士通クライアントコンピューティング株式会社
2030
ただいま! 今日はプログラミングの授業が、とっても楽しかったよ!
おかえり! 突然だけど、空はプログラミングには欠かせないパソコンがどうやってつくられているか知っているかな? 今回は環境に配慮しながら、高性能なパソコンをつくっている富士通クライアントコンピューティング株式会社が取り組むSDGsについて、いっしょに見てみよう!
富士通 クライアントコンピューティング株式 会社 の取 り組 み
新 しいパソコンができるまでに1年 かかる!
富士通クライアントコンピューティング株式会社では、メイドインジャパンにこだわって製品の開発・製造・販売をおこなっているよ。「こんなパソコンがあったらいいな」と商品コンセプトを考えてから、お店に並ぶまで平均すると1年もの時間が必要なんだって!
まずはコンセプトを決め、製品に必要な部品を集める「調達」をおこない、工場で部品を組み合わせて何度も試作機をつくるんだ。OKが出た試作機をもとに「製造」し、完成した製品をお店に出荷して「販売」されるよ。
この一連の流れのなかで注目なのは、「調達」の工程。富士通クライアントコンピューティング株式会社では、「グリーン調達」といって、使っているすべての部品がどのような環境でつくられているかをチェックしているんだって。
目に見えないような小さな部品でも、環境に負荷をかけていないか、有害物質を使っていないか確認しているんだ。これは、SDGs目標12の『つくる責任 つかう責任』にもつながっているね!
パソコンを1日 でも長 く使 うことが、SDGsにつながる?
パソコンは、使っていくうちに調子が悪くなることもあるよね。富士通クライアントコンピューティング株式会社のパソコンは主に日本国内で製造しているから、修理も国内でおこなっているんだ。すぐに捨ててしまうのではなく、修理しながら1日でも長く使えるほうが、地球にもやさしいよね。
また、リサイクルにも積極的に取り組んでいるんだ。富士通クライアントコンピューティング株式会社のパソコンは、PCリサイクルマークのついた製品なら無料で回収してくれるんだ。回収した後は、個人情報などのデータを削除してから、金・銅などの再資源化できる部品を取り出し、プラスチックもペレット化(※)して再利用しているんだって。みんなが使っているパソコンが未来のパソコンの部品になるって、なんだかワクワクするね!
※廃プラスチックを、プラスチック原料として再利用できる“ペレット”と呼ばれる形に加工すること
どんな人 にも「寄 り添 える」パソコンを目指 して
日本では毎年約1200万台ものパソコンが販売されているんだ。生活にパソコンは欠かせなくなったから、どんな商品を選んで、どう使うかも大切だよね。
富士通クライアントコンピューティング株式会社は、子どもから高齢者までどんな人にも寄り添えるパソコン、そして便利な社会を提供できるように日々努力しているんだって。誰にとっても使いやすいパソコンを製造することは、SDGs目標4の『質の高い教育をみんなに』や目標10の『人や国の不平等をなくそう』ともつながっているよ!
<今回話を聞いた企業・団体はこちら!>
富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)。2016年に富士通株式会社のPC製造・販売部門が独立する形で設立。2018年には、レノボグループにも株式譲渡が行われ、レノボと富士通のジョイントベンチャーとなった。FCCLだからできるメイドインジャパンの高い製品品質と、企画・製造・サポートまで国内で一貫した製造体制を取り、個別ニーズにも応じたスピーディかつ柔軟な対応が多くのユーザーから支持されている。