【SDGs取り組み事例-008】キッコーマン食品株式会社
いまSDGsは、2030
空、昨日の晩ご飯は何を食べたの?
キャベツがたくさん余っていたから、家族みんなでお好み焼きを食べたよ!
空のお家では、余っている食材をきちんと確認して、それを利用できる献立を考えているんだね! 環境のためには、冷蔵庫に余っている食材を確認して使い切ることが大切だけれど、余っている食材に合わせて毎日献立を考えるのは大変だよね。 そんな問題を受けて、キッコーマン食品株式会社は、「あまりんズ」という取り組みで食品ロスを減らそうとしているんだって。この取り組みを詳しく見てみよう。
キッコーマンの取 り組 み
日本 の健康的 な食文化 を世界 へ広 めたい
『キッコーマンしょうゆ』や『キッコーマン豆乳』、『うちのごはんシリーズ』は、みんなが知っているキッコーマンの代表的商品だよね! これらの商品を造って販売しているキッコーマンは、江戸時代から日本の食文化を支えてきた、伝統ある企業なんだよ。その企業目標は、日本の豊かな食文化を世界に広めること、そして地球の環境問題などを解決することなんだ。具体的には、海外でも多くの家庭で、『キッコーマンしょうゆ』をはじめとした商品が日常的に使われることを目指しているんだって。環境問題のほうでは、『キッコーマン豆乳』の容器に使用する紙を、環境に配慮したものに変えているんだ。そのほかにも、しょうゆを造る過程で出てしまう搾り粕のほとんどを、牛・豚・鶏の餌として畜産農家に販売しているんだって。あと、社員の名刺もしょうゆの搾り粕をすき込んだ紙で作っているとのこと。驚きだよね!
余 った食材 を前向 きな気持 ちで活用 して欲 しい、という思 いから生 まれた「あまりんズ」
食品ロスは、食品メーカーが商品を製造する過程や、スーパーなどで販売される過程で起きているというイメージを持っている人も多いんじゃないかな。でも、実は日本の食品ロスの半分は家庭で起きているんだよ。
このような問題を多くの人に知ってもらい解決していくために、キッコーマンは「おトクはっけん冷蔵庫 みつけて!あまりんズ」を作ったんだ。この「あまりんズ」は、冷蔵庫に余っている食材を見つけてコレクションする、というゲーム感覚で楽しめるコンテンツだよ。このコンテンツは、食材ひとつひとつの個性的なキャラクターと、見ていてワクワクするようなイラストにこだわって作られているんだって。例えば、たまごキャラ『ギリギリエッグ』。これは、賞味期限ギリギリを攻めていることが伝わるようなやんちゃな名前と見た目にしているんだ! そんな個性豊かな食材たちを見つけると、その食材に関連するレシピページに進むことができて、献立を考えるお手伝いをしてくれるんだよ。面白いよね!
大切 にしているのは、消費者 と同 じ視点 で考 えること
毎日、健康的でバランスの良い食事を作って食べることはとっても大変なことだよね。ひとり暮らしだったり、夜遅くまで仕事をしたりする人はきっともっと大変。献立に悩んだり、栄養バランスが偏ったり・・・脂っこいものをたくさん食べてしまうような日が、誰にだってあるよね。キッコーマンはそれを否定するのではなく、「そんなこともあるよ」と寄り添いたいと思っているんだって。私たちもキッコーマンを見習って、ご飯を作ってくれた人や地球の環境など、周りのことをしっかりと考えていけたらいいね! まずは、出されたご飯は残さないなど、できることから取り組んでみよう!
<今回話を聞いた企業・団体はこちら!>
キッコーマングループは、国内では、しょうゆ・食品・飲料・酒類の製造販売事業、海外ではしょうゆ等の製造販売事業・東洋食品等の卸売事業を展開する。
将来ビジョンの「グローバルビジョン2030」では3つの目指す姿を定め、価値ある商品やサービスを提供するとともに積極的に社会的な責任を果たすことを目指す。
1. キッコーマンしょうゆをグローバル・スタンダードの調味料にする
2. 世界中で新しいおいしさを創造し、より豊かで健康的な食生活に貢献する
3. キッコーマンらしい活動を通じて、地球社会における存在意義をさらに高めていく