自分自身を守るために！クイズで身につけようネットの防犯
- 身近なふしぎ
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あなたはインターネットを
しかし、こんなに
あなた
おうちの
答え ③全部
⑤パスワードはもちろん、①名前 ②住所 ③電話番号 ④誕生日は、すべて大切な個人情報です。SNSで知り合った人に、個人情報を教えてはいけません。
いま町内にどろぼうがいたとします。鍵のかかった家には入れません。でも、合鍵を持っていたり、鍵のある場所を予想できたりすれば、どろぼうは鍵を使ってかんたんに入れてしまいます。やすやすとあなたの家に入り、家の中のものすべてを盗み取ることができます。
たとえば、ネットバンク（銀行）のパスワードを、家に入る鍵と考えると、もしどろぼうに、このパスワードを知られてしまったら、ネットという世界にいるどろぼうは、その鍵を使ってかんたんにあなたのネットバンクにあるお金を盗みとることができてしまいます。
パスワードそのものでなくても、名前、住所、電話番号、誕生日などの個人情報は、データやお金を盗み出すための手がかりになります。鍵のありかを教えているようなものです。個人情報がネットを通じてあちこちに広まりでもしたらたいへんです！ 特に誕生日は重要です。個人情報のなかで、唯一変更ができないものだからです。
家族や友だちの個人情報も、もちろん送ってはいけません。あなたが今いる場所（たとえば公園や児童館などでも）も教えてはいけません。悪い人があなたを探しているかもしれないのです。不用意に写真をSNSに投稿すれば、誰かがその場所を特定する可能性もあります。
個人情報の書きこみを求められたら、すぐにおうちの人に見せましょう。インターネットだけでなく、知らない人に直接聞かれたときも、絶対に答えてはいけません。
答え ①
顔を知らない者どうしだから写真を交換したい。わからなくはない理由ですが、危険です。そもそも相手が、仲よしを装っている悪人かもしれないからです。あなたの写真だけ手に入れて、ゆくえをくらますことも考えられます。相手が写真を送ってくれたとしても、送ってはいけません。その写真は、本当のその人の写真ではないかもしれません。
ネットに載せてしまった写真は、もう消せません。不特定多数にも見られることになり、世界中に広まる可能性もあります。コピーされたり、写真の色や写っているまわりの様子を変えるなど、加工されたりすることもあります。そして悪用されたり、犯罪に使われたりすることもあり得るのです。
家族や友だちの写真も、もちろん送ってはいけません。
写真を交換しようというようなことになったら、まずはおうちの人に話しましょう。
答え ③
お菓子やおもちゃ、お金などが当たった！というメッセージは、あちこちに届いているようです。でもこれは要注意です。心当たりがないならなおさらです。あなたを悪いサイトに引きこみ、お金などをだましとろうとするわなかもしれません。これを「フィッシング詐欺」といいます。フィッシングとは「釣り」のこと。あなたを、釣り針で引っかけるようにしてだますのです。
当選の告知だけではありません。銀行、クレジット会社、運送会社などを装って、手当たり次第メールを送り、反応してきた人をニセのウエブサイトに誘いこんだりもします。こうした手口は、実にさまざまです。クリックしたとたんにコンピュータウイルスを入れられ、あなたの使っている、タブレットやスマートフォンなどの「端末」をのっとられることもあります。
幸運な話は、めったにあるものではありません。クリックするように書かれていても、真に受けてはいけません。まずはおうちの人に相談しましょう。
答え ③おうちの
「隣のクラスにいるよ」「〇〇くんの友だちだよ」などと、相手が自分のことを知っているようでいても、だれだかわからない。そんな人からメッセージが来たら要注意です。何の関係もない人が、あなたの知り合いや友だちのふりをしているだけかもしれないからです。まずあなたの身元を確認し、その上で何か悪いことを企んでいるのかもしれません。
だれだろう？と思う人からメッセージが来たら、返事はせず、おうちの人や先生にすぐ伝えましょう。
答え ①悪口はやめようと止める
たとえ仲のよい友だちの誘いであったとしても、悪口を書くことはいけないことです。やめるように伝えましょう。書かれた人の心は深く傷つきます。軽い気持ちで書いたり載せたりした文や写真が、想像以上に広まり、取り返しのつかないことにもなるのです。
書いた悪口は、見知らぬ人にわたってしまうこともあります。好き勝手に利用され、いつのまにかあなたが、ほかのだれかを攻撃する悪人になっていることもあり得ます。悪口に「そうだそうだ」「いいね」などと賛成したり同意したりしてもいけません。
「ばれなければいい」「自分だとわからなければ何をしても大丈夫」といった考えは、とてもみにくく、恥ずかしいことです。一人一人が道徳心（モラル）を持ち、自分の言葉に気をつけましょう。
答え ②
「これを見終わったあなたは幸せに！」「永遠の命をさずかる簡単な方法！」こんなふうに書かれた動画があったら、つい見たくなってしまいます。でも、これもあなたから個人情報を盗もうとしたり、コンピュータウイルスを入れようとしたりする「フィッシング詐欺」かもしれません。
ウイルスを送りこんだコンピュータを外部から操り、情報を盗み出す「標的型攻撃」は後を断ちません。
コンピュータを使えなくして、「使えるようにしてやるからお金をよこせ」という、おどしの詐欺もあります。こうしたウイルスを「ランサムウェア」といいます。
実際の動画は、タイトルとは別の動画のこともあります。途中から怖い内容に変わることもあります。あやしいお知らせを見つけたら、まずはおうちの人に相談しましょう。
答え ②おうちの
ネットゲームにはいろいろなものがあります。まずは、どんなゲームなのか、おうちの人に話して安全かどうかを調べましょう。遊んでよい年齢が決まっているゲーム、お金のたくさんかかるゲームなどもあります。あなたのおうちの人も、友だちのおうちの人も、どんなゲームか確認してから始めることにしましょう。
そして、遊ぶ前には必ず、ゲームをする上での約束も決めましょう。たとえば、
・宿題をすませてから
・１日１時間
・自分のゲーム機だけ使う
など。
そして繰り返しになりますが、ゲームに参加している知らない人から話しかけられたり、メッセージが来たりしたら、危険と思いましょう。そんなときは、返信したりクリックしたりせずに、すぐにおうちの人に知らせましょう。
安全 にネットを使 うための合言葉
危険ところへの入り口は、すぐ近くにあるものです。でもそのことをしっかり頭に入れておけば大丈夫です。そのために、あなたを守る２つの合言葉があります。ぜひ覚えておきましょう！
その１ 「はちみつじまん」
怪しい人を見分けるための合言葉です。
は なしかけてくる人
ふだんの生活では知らない人なのに、しつこくメッセージを送ってくる人。
ち かづいてくる人
だれにも見られないところで話したがる人。「ひみつだよ」と言ってくる人。
み つめてくる人
顔や体を見たがる人。個人情報を知りたがる人。
つ いてくる人
いつもあなたのことを見ている様子で、今どこ？会おうよ、などと言ってくる人。
じ っと
ま っている人
いつまでもあなたの返事を待っている人。
こうした人たちには
ん ？と注意！
「あやしい人ははちみつじまん」と覚えましょう！
その２ 「おこのみやきそうす」
ネットを安全に使う合言葉です。
お……自分や家族の写真・名前などの個人情報を、おくらない・おしえない。
こ……「会おう」と言われれてもことわる。
の……自分や友だちの情報、ウソの情報をのせない。
み……自分の写真、特にはだの出ている写真などをみせない。
や……いやだ、こわい、まずいと思ったら、勇気を出してやめる。
き……決められたきそく（やくそく）・きまりを、必ず守る。
そう…写真や情報を載せてしまった、送ってしまったときは、そうだんする。
す……犯罪の被害にあったら、警察にすぐ知らせる。
「安全のためにおこのみやきそうす」と覚えましょう！
安心 安全 にネットを使 うための35のルール
７つのクイズは、あなたを守るための大切なルールでした。この本には、同じように大切なルールが、ほかにも28こ載っています。
ネットを使う人にとって、一生役に立つ、全部で35のルール。おうちの人といっしょに読んで、ぜひ覚えましょう。
目指せ！ネットの防犯マスター！
『一生つかえる！おまもりルールえほん ネットのぼうはん』
清永奈穂・監修
the rocket gold star・絵
Gakken・刊
